計算結果は一般的な目安です。実際の条件・規格により異なる場合があります。
レシピには「しょうゆ100mL」と書いてあるのに手元にあるのはスケールだけ。逆に「みそ50g」と指定されているのに量れるのは計量カップだけ。料理中に地味に足を止められるのが、この容量(mL)と重量(g)の行き来です。水なら1mL=1gで済みますが、しょうゆ・みりん・はちみつ・油は重さが違うため、数字をそのまま置き換えると味が濃くなったり薄くなったりします。この計算機は調味料ごとの比重を指定して容量と重量を換算します。常備菜の仕込み、グラム管理が前提のお菓子作り、海外レシピの読み替えで役立ちます。
使っている式は1本だけです。
比重1.0の水は100mLがちょうど100g。比重1.2のしょうゆは同じ100mLでも120gあり、比重0.92の植物油なら92gしかありません。「同じカップ1杯」でも中身によって20g以上の差が出ます。塩や砂糖のような粉体では、密度ではなくすくった状態の「かさ密度」を比重として扱うため、液体より誤差は大きめです。
計算例①:しょうゆ100mLは何g?
100 × 1.2 = 120g。1L入りなら1000 × 1.2 = 1,200gです。
計算例②:はちみつ大さじ2は何g?
大さじ2=30mL。30 × 1.4 = 42g。同じ大さじ2でも水なら30gで、12gの差が出ます。
計算例③:サラダ油カップ1杯は何g?
200 × 0.92 = 184g。油は水より軽いため、カップ表記のまま重さを想像すると多めに見積もります。
上の式(mL×比重)で計算した、小さじ1と大さじ1の重量です。100mLなら比重の数字を100倍(しょうゆなら120g)、計量カップ1杯200mLならその2倍で求められます。比重はツールの例示値と一般に流通している計量の目安で、銘柄・温度・濃度によって差が出ます。
| 調味料 | 比重の目安 | 小さじ1 (5mL) | 大さじ1 (15mL) |
|---|---|---|---|
| 水・酢・酒 | 1.0 | 5g | 15g |
| しょうゆ | 1.2 | 6g | 18g |
| みりん | 1.2〜1.3 | 6〜6.5g | 18〜19.5g |
| みそ | 1.2 | 6g | 18g |
| 食塩(さらさら) | 1.2 | 6g | 18g |
| 上白糖 | 0.6 | 3g | 9g |
| はちみつ | 1.4 | 7g | 21g |
| 植物油 | 0.92 | 4.6g | 13.8g |
みりんは資料により1.2前後とするものと1.3前後とするものがあり、本みりんとみりん風調味料でも糖度が違います。厳密さが必要なときは、商品ラベルの内容量(mL)と正味重量(g)を割り算して自分で比重を求めるのが確実です。
日本と海外のレシピでは、同じ「カップ」「大さじ」でも中身の容量が違います。まず容量(mL)に揃えてから比重を掛けるのが確実な手順です。水なら容量の数字がそのままグラム数になるので、比重1.2のしょうゆの列と見比べると差が分かります。
| 単位 | 容量 | しょうゆ(1.2)なら |
|---|---|---|
| 小さじ1 | 5mL | 6g |
| 大さじ1 | 15mL | 18g |
| 計量カップ1(日本) | 200mL | 240g |
| 米用カップ1(1合) | 180mL | 216g |
| 米国 1 cup | 約237mL | 約284g |
「cc」と「mL」は同じ量なので1cc=1mLとそのまま読み替えられます。米国の1 tablespoonは約14.8mLで、日本の大さじ15mLとほぼ同じと考えて差し支えありません。見落としやすいのは米用カップで、200mLではなく180mLです。ご飯の水加減は米の合数で水とご飯の量を計算のほうが早く出ます。
入力欄は「量(mL)」ですが、逆向きの換算にも使えます。
Q. 比重が分からない調味料はどうすればいい?
A. パッケージに「内容量500mL」と「正味490g」の両方の表示があれば、g÷mLでその商品の比重が出ます。片方しかない場合は性質の近いものの値を借りるのが現実的です。塩分・糖分が多いものほど1.0より重く、油脂は軽い、と覚えておくと大きくは外しません。
Q. 大さじ1のグラム数が、比重の計算値と資料の数字で違うのはなぜ?
A. 計量スプーンは「すり切り」で量る前提ですが、実際には表面張力で盛り上がったり、粘度の高いものはスプーンに残ったりします。そのため資料の大さじ1のグラム数は、密度からの理論値とわずかにずれることがあります。植物油が代表例で、比重0.92から計算すると大さじ1は13.8gですが、慣行値として12g前後が使われることもあります。厳密なお菓子作りはスケールで直接量るのが確実です。
Q. 塩や砂糖は液体ではないのに比重を使っていいの?
A. ここでの数値は物質そのものの密度ではなく、すくった状態での「かさ密度」です。粒の粗い塩、湿った砂糖、固まったみそなどは詰まり方が変わるため誤差が大きくなります。塩分・糖分を厳密に管理したいときは、容量ではなく重量で指定されたレシピに従うほうが確実です。
Q. 「重量から容量へ戻すと」の欄は何のためにありますか?
A. 入力した容量に比重を掛けて重量にし、それをもう一度比重で割って戻した値です。入力値と同じ数字が出ていれば、比重欄に0が入っていたり桁を打ち間違えたりしていない確認になります。
Q. 調味料の割合そのものを決めたいときは?
A. 単位換算ではなく配合比の問題です。煮物やめんつゆのしょうゆ・みりん・だしの比率はだし・調味料の黄金比計算で組み立てられます。比率を決めてから、必要な量をこのページでmLとgに変換すると流れがスムーズです。