計算結果は一般的な目安です。実際の条件・規格により異なる場合があります。
ぬか漬けを始めるとき、いちばん最初に立ち止まるのが塩の量です。レシピ本に「米ぬか1kgに塩130g」と書いてあっても、手元の米ぬかが780gだったり、途中で足しぬかを300g入れたりすると、そのたびに電卓を叩き直すことになります。しかもぬか床の塩は、味つけというより床そのものの状態を左右する要素なので、目分量で済ませにくい部分でもあります。この計算機は、生ぬかの量・ぬかに対する塩分の割合・足しぬかの量の3つを入れるだけで、必要な塩のグラム数、加える水の目安、大さじに直した杯数までまとめて出します。仕込みの日にも、床が減ってきて足しぬかをするときにも、そのまま使えます。
結果は「必要な塩の量」が大きく表示され、その下に合計のぬか量・水の目安・塩分濃度の区分・大さじ換算が並びます。数値は100以上なら整数、100未満は小数第1位、1未満は小数第2位まで表示されるため、13.0gと0.72杯のように桁数が変わって見えることがあります。
中身は単純な比例計算です。ポイントは、塩は「生ぬか+足しぬか」の合計に対してかかるのに対し、水の目安は「生ぬか」だけから出しているところです。足しぬかは既存の床の水分に混ざる前提なので、水は新しく仕込む分にしか出てきません。
計算例①:生ぬか1,000gを13%で仕込む
塩=1,000×13÷100=130g。水=1,000×0.9=900mL。大さじ換算は130÷18=7.2杯。区分は13%なので「初期仕込み向け(12〜15%)」と表示されます。
計算例②:既存の床に足しぬか300gだけを10%で足す
生ぬかを0、足しぬかを300、塩分を10と入れると、塩=(0+300)×10÷100=30.0g、大さじ換算は30÷18=1.7杯。生ぬかが0なので水の目安は0mLになり、区分は「維持・追加向け(10%前後)」と出ます。
足しぬかを0として、よく使う米ぬかの量と塩分の組み合わせを計算した表です。数値はいずれもツールと同じ丸め方で載せています。
| 生ぬか | 塩10% | 塩13% | 塩15% | 水の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 500g | 50.0g | 65.0g | 75.0g | 450mL |
| 1,000g | 100g | 130g | 150g | 900mL |
| 1,500g | 150g | 195g | 225g | 1,350mL |
| 2,000g | 200g | 260g | 300g | 1,800mL |
水は米ぬかの0.9倍で出していますが、実際に入れる量は米ぬかの粗さや乾き具合で前後します。一度に全部入れず、7〜8割を混ぜてから残りで固さを調整すると扱いやすくなります。目指す固さは「握るとまとまり、指で押すとゆっくり崩れる」くらいが目安として紹介されています。
生ぬか0・足しぬかのみを入力したときの結果です。足しぬかでよく使う10%と13%を並べ、右端は13%のときの大さじ換算(1杯18g)です。
| 足しぬか | 塩10% | 塩13% | 大さじ(13%) |
|---|---|---|---|
| 100g | 10.0g | 13.0g | 0.72杯 |
| 200g | 20.0g | 26.0g | 1.4杯 |
| 500g | 50.0g | 65.0g | 3.6杯 |
| 1,000g | 100g | 130g | 7.2杯 |
塩分の入力欄をどの数字にするかは、床が今どの段階にあるかで変わります。以下はあくまで一般に紹介されている目安で、地域や家庭のやり方によって幅があります。
Q. 塩分%は米ぬかに対して? 水を含めた全体に対して?
A. この計算機は米ぬかの重さに対する割合です。生ぬか1,000gに13%なら130g。レシピによっては「ぬか+水の合計に対して」と書かれていることがあり、同じ13%でも塩の量が変わります。どちらの基準か先に確認してください。
Q. 足しぬかを入れたのに水の目安が増えないのはなぜ?
A. 水の目安は「生ぬか×0.9」で計算し、足しぬかは含めていないからです。足しぬかは水分でゆるくなった床に混ぜて固さを戻す用途が多く、水を足す前提になっていません。まだ固ければ少量ずつ足して調整してください。
Q. 塩は大さじで量ってもいい?
A. ツールは大さじ1杯を18gとして換算していますが、これは粗塩をすりきりで量ったおおよその値です。粒の細かさや山盛り具合で数g前後します。仕込みの塩は総量が大きいので、できればスケールで量ってください。
Q. かき混ぜはどのくらいの頻度でする?
A. 常温なら1日1回程度、暑い時期は朝晩と紹介されることが多く、冷蔵庫管理では数日に1回にしている人もいます。底からしっかり返して表面をならすまでが一連の作業です。
Q. しばらく漬けないときはどうする?
A. 表面に塩をふって冷蔵庫に入れる方法などが紹介されています。再開時は上の塩を取り除き、足しぬかと塩を加えて仕切り直すのが一般的で、その塩の量は足しぬか欄に重さを入れれば出ます。
同じキッチンで使える計算として、ゆで湯に対する塩の割合を出すパスタのゆで汁の塩分や、炊飯の水加減を求める米の合数と水・ご飯の量もどうぞ。本ツールの結果は目安であり、実際の分量は米ぬかの種類・容器・季節・好みによって変わります。