計算結果は一般的な目安です。実際の条件・規格により異なる場合があります。
物件情報には「20坪」、間取り図には「6畳」、リフォームの見積書には「66.1㎡」——同じ広さを指しているのに、書類ごとに単位がバラバラで頭が混乱する。日本の住まいでは、尺貫法から来た坪・畳と、メートル法の平米が今も並んで使われているため、この読み替えが日常的に必要になります。この計算機は、坪数と「畳1帖の広さ」の2つを入れるだけで、平米換算・畳数換算・1坪あたりの畳数を同時に表示します。土地の広さを部屋の感覚に置き換えたいとき、間取り図の畳数から材料の必要量を出したいとき、住宅設備のカタログにある畳数表示と自宅を突き合わせたいときに使えます。
1坪は「1間(けん)四方」、つまり6尺×6尺の正方形です。建築で使う曲尺の1尺は 10/33 メートルなので、1坪は (60/33)² = 400/121 = 約3.30578㎡。この計算機もこの係数を使っています。畳数はそこから割り算で出しています。
計算例①:20坪を1帖1.62㎡で見る
平米=20×3.30578=66.1156 → 表示は66.1㎡。畳数=66.1156÷1.62=40.812 → 40.8畳。1坪あたりは 3.30578÷1.62=2.04 → 2.0畳/坪。つまり20坪の家は、畳を隙間なく敷き詰めれば約41枚分の面積を持つ計算になります。
計算例②:12坪を江戸間相当(1帖1.55㎡)で見る
平米=12×3.30578=39.669 → 39.7㎡。畳数=39.669÷1.55=25.59 → 25.6畳。同じ12坪でも、①と同じ1.62㎡で計算すると24.5畳です。畳1枚を小さく見積もるほど枚数は増える、という関係を押さえておくと結果の読み違いが減ります。
「1畳」は面積の法定単位ではなく、地域ごとに育った畳の寸法の呼び名です。代表的な規格の一般的な寸法と1帖あたりの面積は次のとおりで、いちばん大きい京間といちばん小さい団地間では、1枚で約0.38㎡、6畳の部屋なら約2.3㎡もの差が出ます。
| 呼び名 | 1枚の寸法(目安) | 1帖の面積 | 主に見られる地域・建物 |
|---|---|---|---|
| 京間(本間) | 955×1910mm | 約1.82㎡ | 関西・中国・四国・九州の在来住宅 |
| 六一間(安芸間) | 925×1850mm | 約1.71㎡ | 山陰・瀬戸内の一部 |
| 中京間(三六間) | 910×1820mm | 約1.66㎡ | 東海地方、東北・北陸の一部 |
| 江戸間(五八間) | 880×1760mm | 約1.55㎡ | 関東を中心に全国の戸建て |
| 団地間(五六間) | 850×1700mm | 約1.45㎡ | 集合住宅・アパートに多い |
初期値の1.62㎡は、上のどれか1つの実寸ではありません。不動産の広告表示では「1畳あたりの面積は1.62㎡以上として畳数を書く」という考え方が一般に用いられている目安とされており、この計算機はその値を出発点に置いています。位置づけとしては中京間(約1.66㎡)にいちばん近い数字です。つまり1.62㎡は「広告で使われる下限寄りの共通ものさし」であって、あなたの部屋の畳の実寸とは限りません。実際の畳を測れるなら、その寸法から1帖の面積を出して入力欄に入れるのが最も確かです。
よく使う坪数について、この計算機と同じ式・同じ表示桁で並べました。1帖の広さを変えると畳数がどれだけ動くかが一目で分かります。
| 坪 | 平米 | 1.82㎡ | 1.66㎡ | 1.62㎡ | 1.55㎡ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1坪 | 3.3㎡ | 1.8畳 | 2.0畳 | 2.0畳 | 2.1畳 |
| 6坪 | 19.8㎡ | 10.9畳 | 11.9畳 | 12.2畳 | 12.8畳 |
| 10坪 | 33.1㎡ | 18.2畳 | 19.9畳 | 20.4畳 | 21.3畳 |
| 20坪 | 66.1㎡ | 36.3畳 | 39.8畳 | 40.8畳 | 42.7畳 |
| 30坪 | 99.2㎡ | 54.5畳 | 59.7畳 | 61.2畳 | 64.0畳 |
Q. 「1坪=2畳」と覚えていましたが違うのですか?
A. 由来としては正しく、1坪は畳2枚を並べた広さです。ただし2畳ちょうどになるのは1帖が3.30578÷2=約1.653㎡のとき、つまり中京間(約1.66㎡)に近い場合だけです。京間なら1坪は約1.8畳、団地間なら約2.3畳になります。この計算機で「1坪あたりの畳数」を見ると、入れた1帖の広さでいくつになるかがすぐ分かります。
Q. 1帖の広さは結局いくつを入れればいいですか?
A. 対象の建物が分かっているなら、畳の短辺×長辺をメートルで掛けた実測値がいちばん確実です。分からない場合は、関東の戸建てなら1.55、東海なら1.66、関西の在来住宅なら1.82、集合住宅なら1.45あたりを入れて幅を見ます。広告に載っている畳数と突き合わせたいときは初期値の1.62のままが便利です。
Q. 部屋の畳数から平米や坪を知りたいのですが。
A. 畳数×1帖の広さ=平米、それを3.30578で割れば坪です。6畳なら1.62㎡換算で9.72㎡・約2.94坪、1.55㎡換算なら9.30㎡・約2.81坪。この計算機を使うなら、求めたい坪数の見当をつけて入力し、畳数欄が目的の値になるまで微調整する方法もあります。
Q. 数字が「102」のように小数点なしで出るのはなぜ?
A. 表示のルールとして、100以上の値は整数に丸め、1以上100未満は小数第1位、1未満は小数第2位で表しています。桁数が変わっても計算そのものは同じ精度で行われているので、細かい端数まで必要なときは上の計算式で手計算してください。
Q. 間取り図の「6畳」と実際の部屋の広さが合わない気がします。
A. 洋室の場合、実際に畳が敷いてあるわけではなく、面積を畳数に換算して表記しているだけです。使われる1帖の面積が物件ごとに違ううえ、面積の測り方(後述の壁芯・内法)でも数値がずれます。気になるときは平米表記か、内見時の実測で確かめるのが確実です。
Q. アールやヘクタールとの関係も知りたいです。
A. 1アール=100㎡なので約30.25坪、1ヘクタール=10,000㎡で約3,025坪です。農地や広い土地では坪より一反(約991.7㎡、約300坪)が使われることもあります。
広さが平米に揃うと、次は「その部屋に何がどれだけ要るか」に話が進みます。ここは面積の単位変換だけを担当するツールなので、材料の数量そのものは下記の専用ツールに渡すと手戻りがありません。