計算結果は一般的な目安です。実際の条件・規格により異なる場合があります。
「2万字のレポート、締切まであと2週間」。この2つの数字を前にして本当に知りたいのは、今日から毎日どれだけ書けばいいのかという1点に尽きます。総量と残り日数を眺めているだけでは手が動かず、気づけば残り3日で全部書くはめになる。この計算機は、総文字数・締切までの日数・執筆済みの3つを入れるだけで1日あたりの必要文字数を返します。卒業論文や期末レポートはもちろん、志望理由書、報告書、記事の下書きなど、字数が決まっている書きものならジャンルを問わず使えます。締切という漠然とした不安が、「今日ぶんのノルマ」という具体的な作業に変わります。
中身は素直な引き算と割り算です。ただし1日の必要文字数は切り上げで扱います。「1,428.57字」では書きようがなく、切り捨てると端数が最終日に丸ごと残るためです。
計算例①:総2万字・締切14日・執筆済み0字
残りは20,000字。1日あたりは 20,000 ÷ 14 = 1,428.57… を切り上げて1,429字。原稿用紙換算は 20,000 ÷ 400 = 50.0枚。「半分の日数だと」は 20,000 ÷ 7 = 2,857.14… を切り上げて2,858字。1日1,429字は原稿用紙3枚半で、朝に1枚・夜に2枚半と割れば手の届く範囲です。
計算例②:5日目に6,000字まで進めた状態で再計算
残り日数を9日、執筆済みを6,000字にすると、残りは14,000字。1日あたりは 14,000 ÷ 9 = 1,555.6… を切り上げて1,556字で、初日の1,429字より重くなっています。「1日あたり127字ぶん借金が増えた」と読めるのがこのツールの使いどころです。
残り文字数と残り日数の組み合わせごとの、切り上げ後の1日あたり文字数です。
| 残り文字数 | 5日 | 7日 | 10日 | 14日 | 30日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2,000字 | 400 | 286 | 200 | 143 | 67 |
| 4,000字 | 800 | 572 | 400 | 286 | 134 |
| 8,000字 | 1,600 | 1,143 | 800 | 572 | 267 |
| 12,000字 | 2,400 | 1,715 | 1,200 | 858 | 400 |
| 20,000字 | 4,000 | 2,858 | 2,000 | 1,429 | 667 |
20,000字を14日でも、40,000字を30日でも、1日あたりは1,300〜1,500字前後でほぼ同じ重さです。総量が2倍でも期間が2倍なら負荷は変わらない、という当たり前が数字で見えます。
1日1,429字と言われても、30分の仕事なのか3時間の仕事なのか分からないと予定に組み込めません。そこで一度だけ自分の実測ペースを取ります。資料が手元にある状態で30分だけ本文を書き、書けた字数を2倍する。これがあなたの1時間あたり字数です。下表は代表的な3つのペースを仮に置いた所要時間です(1分未満は四捨五入)。
| 1日の必要文字数 | 時速600字 | 時速900字 | 時速1,200字 |
|---|---|---|---|
| 1,000字 | 1時間40分 | 1時間7分 | 50分 |
| 1,500字 | 2時間30分 | 1時間40分 | 1時間15分 |
| 2,000字 | 3時間20分 | 2時間13分 | 1時間40分 |
| 2,858字 | 4時間46分 | 3時間11分 | 2時間23分 |
この換算は本文を打っている時間だけで、資料を読む・引用を探す・図表を作る時間は含みません。実作業は1.5〜2倍を見込むと崩れにくくなります。その時間が生活のどこに入るかを詰めるなら、1日の勉強時間の捻出で通学・食事・睡眠を差し引いた空き枠を先に確定させ、そこへ執筆時間を置くと計画が現実的になります。
Q. 「14」と入れたのに「14.0 日」と表示されるのはなぜ?
A. 100未満の値は小数第1位まで、100以上は整数(3桁区切り)で表示する仕様のためです。「14.0 日」も「50.0 枚」も意味は14日・50枚のまま。残り40,000字なら原稿用紙換算は100枚となり、100以上なので「100 枚」と整数で出ます。1日の必要文字数は切り上げ後の整数なので、この表記ゆれは起きません。
Q. 執筆済みが総文字数を超えたら?
A. 残り文字数は0扱いでマイナスにはならず、1日の必要文字数も0になります。超過ぶんを削る作業に移る合図です。上限が決められた課題では超過が減点につながることもあるため、削る日数も締切日数から先に引いておくのが安全です。
Q. 原稿用紙換算は句読点や改行も含む?
A. 本ツールは単純に「残り文字数 ÷ 400」で計算しています。実際の原稿用紙では改行のたび行末に空きが出るため、同じ字数でも紙の枚数はやや増えます。ワープロの文字カウント基準と原稿用紙の実枚数基準で数字が食い違う点は覚えておいてください。
Q. 「半分の日数だと」は何のための数字?
A. 締切の半分で書き切った場合の1日あたり負荷です。推敲期間を確保する前倒し計画が現実的かを即座に判断する目安として置いています。手に負えない大きさなら、前倒しは諦めて通常ペースを死守するほうが結果的に間に合います。
Q. 参考文献リストや図表のキャプションは含める?
A. 一般的には本文のみを数える運用が多いものの、規定は課題ごとに違います。要項に明記がなければ出題者に確認するのが確実です。判断がつかないなら本文だけで規定字数に届く計画にしておけば、どちらの解釈でも困りません。
Q. 毎日同じ量を書くのが向いていない場合は?
A. 平日は少なく休日に寄せる配分でも構いません。その場合は「締切までの日数」に、実際に書ける日の数だけを入れてください。14日あっても書けるのが8日なら8と入力する。稼働日ベースのほうが実行できる計画になります。