計算結果は一般的な目安です。実際の条件・規格により異なる場合があります。
箱に書いてある分量は「1箱・12皿分で水1,200mL」のように、箱を丸ごと使う前提のものがほとんどです。ところが実際の食卓は3人だったり、明日の分まで7皿ぶん作りたかったりと、箱の単位とはなかなか一致しません。半分だけ割って使ったとき水を何mL入れるか、鍋の前で暗算するのは案外わずらわしいものです。この計算機は「何皿つくるか」と「どのくらいの濃さが好みか」の2つを入れるだけで、水・ルー・具材の目安量と、2種類のルーを混ぜるハーフ&ハーフ時の各グラム数までまとめて出します。
市販ルーによくある標準配合、すなわち1皿あたり水200mL・ルー18g・具材150gを基準にし、そこへ濃さの係数を掛けているだけです。
試算その1:4皿ぶんを標準の濃さで
水=4 × 200 ÷ 1 = 800mL、ルー=4 × 18 = 72g、具材=4 × 150 = 600g。1箱が約200g・12皿分の製品なら72gは3分の1強。ブロックが8個に割れるタイプなら3個で75g前後なので、3個使って水をごく少し控えめにする、という判断ができます。
試算その2:6皿ぶんを濃いめ(1.1)で
水=6 × 200 ÷ 1.1 = 1,090.9…で、表示は1,091mL。標準の1,200mLより約110mL少なく、計量カップ半分ぶん強を差し引く計算です。ルーは濃さに関係なく6 × 18 = 108g、具材は900g。ルーを増やさず水だけ減らすので、塩味を強くせずとろみだけ寄せられます。
よく作る皿数について、濃さ3段階での水の量とルー・具材の目安です(水は上の式で計算し表示どおりに丸めた値)。
| 皿数 | 水(0.9) | 水(標準1) | 水(1.1) | ルー | 具材 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2皿 | 444mL | 400mL | 364mL | 36g | 300g |
| 4皿 | 889mL | 800mL | 727mL | 72g | 600g |
| 6皿 | 1,333mL | 1,200mL | 1,091mL | 108g | 900g |
| 8皿 | 1,778mL | 1,600mL | 1,455mL | 144g | 1,200g |
具材の量は肉・玉ねぎ・にんじん・じゃがいもを合わせた総重量の目安です。4皿の600gなら、たとえば肉250g・玉ねぎ200g・にんじん80g・じゃがいも70gといった配分。皮や芯を落とすと目減りするので、買うときは1〜2割ほど多めを見ておくと安心です。
何を入れるか迷ったら、1皿あたりの水がどう変わるかを見てから決めてください。5皿ぶん作った場合の総量も並べています。
| 濃さの値 | 1皿あたりの水 | 5皿ぶんの水 | 仕上がりの感じ |
|---|---|---|---|
| 0.9 | 222mL | 1,111mL | やや緩め。長く煮込む日や翌日ぶん向き |
| 1.0 | 200mL | 1,000mL | 標準配合どおりのとろみ |
| 1.1 | 182mL | 909mL | ぽってり濃厚。スプーンですくって形が残る |
| 1.2 | 167mL | 833mL | かなり重い。焼きカレーやドリアの下地寄り |
迷ったら1.0のまま作って味を見るのが確実です。濃さは足すのは簡単でも戻しにくい調整なので、緩めに作って煮詰めるほうが取り返しがききます。
Q. 箱に書いてある水の量と結果が違うのですが?
A. 本ツールが1皿200mLという一般的な配合を基準にしているためです。実際の指定量はメーカーや商品ごとに幅があります。手元に箱があるときはパッケージの表示を優先し、このツールは箱を半端に割ったときの按分や、箱がないときの見当づけに使ってください。
Q. 濃さを1.1にしてもルーの量が変わらないのはなぜ?
A. 「ルーは据え置きで水だけを増減する」設計だからです。ルーごと増やすと塩分と脂も増えて味が重くなりますが、水を減らす方向なら風味の輪郭はそのままで濃度だけ動かせます。味を強くしたいなら、皿数を実際より多めに入力してルーを引き上げる手もあります。
Q. 煮込んでいるうちに水が減ってしまいます。最初から多めに入れるべき?
A. 蓋を開けたまま20〜30分煮込むと、鍋の口径にもよりますが数百mL単位で蒸発します。長く煮込む予定なら濃さ0.9で水を多めに取るか、蓋をずらして載せて蒸発を抑えるのが現実的です。逆に緩いと感じたら弱火で数分煮詰めれば締まります。ルーを入れてからは焦げつきやすいので、火を弱めて底から混ぜてください。
Q. ハーフ&ハーフの表示はどう使えばいい?
A. 甘口と中辛のように2種類を混ぜるとき、それぞれ何グラム入れるかを示します。5皿なら90gの半分で各45gずつ。子ども用と大人用の辛さを1鍋で折り合わせたいときに便利です。3種類なら、ルーの量を3で割ります。
Q. 余ったぶんは作り置きしても大丈夫?
A. 鍋のまま室温に置きっぱなしにせず、浅い容器に小分けするなどしてできるだけ早く冷まし、冷蔵庫に入れるのが基本です。食べるときは全体を混ぜながら十分に加熱し直します。何日もつかは具材・調理法・保存環境で大きく変わるため一律には言えません。においや見た目に違和感があれば口にしないでください。
Q. 3.5皿のような半端な数でも計算できますか?
A. できます。皿数の欄は1刻みの設定ですが、小数を直接入力すれば計算され、3.5皿なら標準の濃さで水700mL・ルー63g・具材525gです。