計算結果は一般的な計算式による目安です。競技のルールや大会・用具の規定により実際とは異なる場合があります。
クリーンシート(clean sheet)は、その試合を1点も取られずに終えたことを指す言い方です。スコアシートに失点が書き込まれず「用紙がきれいなまま」という語源で、日本語では無失点試合と呼ばれます。この計算機は試合数と無失点で終えた試合数の2つを入れるだけで、全体の何%を無失点で締めたかを表示します。「34試合中12試合をゼロで抑えた」を「35.3%」という一つの割合に置き換えることで、試合数の違うチーム同士・シーズン同士を横並びで比べられるのが、この指標の価値です。
検算①:34試合で12試合を無失点(初期値)
12 ÷ 34 = 0.352941… ×100 で35.2941…%。本ツールは小数第1位まで表示するので35.3%。失点した試合は34 − 12 = 22試合で、「3試合に1試合はゼロで終えている」ペースと読み替えられます。
検算②:38試合で5試合だけ無失点
5 ÷ 38 × 100 = 13.157…% → 表示は13.2%、失点した試合は33試合。①と比べると、同じ「無失点の記憶」がいくつかあっても率では3倍近い開きが出ます。印象ではなく割合で見る意味はここにあります。
表示のクセ:全試合を無失点で終えた100%は小数なしの「100」、無失点が0試合のときは1未満として「0.00 %」と出ます。補助表示の試合数も小数第1位まで並ぶため34試合は「34.0 試合」。桁が違うわけではありません。
短期リーグの10試合からフルシーズンの38試合まで、無失点試合が何本あると何%になるかを本ツールと同じ表示ルール(小数第1位)で示しました。「—」は試合数を超えて成立しない組み合わせです。
| 無失点試合 | 10試合 | 20試合 | 34試合 | 38試合 |
|---|---|---|---|---|
| 2試合 | 20.0% | 10.0% | 5.9% | 5.3% |
| 4試合 | 40.0% | 20.0% | 11.8% | 10.5% |
| 6試合 | 60.0% | 30.0% | 17.6% | 15.8% |
| 8試合 | 80.0% | 40.0% | 23.5% | 21.1% |
| 10試合 | 100% | 50.0% | 29.4% | 26.3% |
| 15試合 | — | 75.0% | 44.1% | 39.5% |
逆算表です。半端な試合は存在しないので、必要本数は切り上げます。かっこ内はその本数を達成したときに実際に表示される率です。
| 試合数 | 30%に必要 | 40%に必要 | 50%に必要 |
|---|---|---|---|
| 10試合 | 3試合(30.0%) | 4試合(40.0%) | 5試合(50.0%) |
| 20試合 | 6試合(30.0%) | 8試合(40.0%) | 10試合(50.0%) |
| 34試合 | 11試合(32.4%) | 14試合(41.2%) | 17試合(50.0%) |
| 38試合 | 12試合(31.6%) | 16試合(42.1%) | 19試合(50.0%) |
クリーンシート率に「この数字なら合格」という共通の線はありません。カテゴリ、リーグの得点環境、対戦相手との力量差、11人制かフットサルかで出やすい水準がまるで違うためです。以下は幅を持たせた目安として扱ってください。
もうひとつ大事なのが試合数の少なさによるブレです。5試合で2試合無失点なら40.0%ですが、次の試合で失点すれば6試合中2試合=33.3%に落ちます。1試合で6ポイント以上動く状態では実力の指標になりません。10試合、できれば15試合以上を集めてから比較に使いましょう。
守備系の指標は似て見えますが、何を1単位として数えるかが違います。クリーンシート率は「試合」を1単位にした結果の指標で、0点か1点以上かという二択でしか評価しません。0-1の惜敗も0-5の大敗も、同じ「失点した試合」に丸められます。
使い分けの目安は、チーム全体の守備が機能した試合をどれだけ作れたかならこのページ、GKひとりの働きぶりならセーブ率です。
Q. オウンゴールでもクリーンシートは消えますか?
A. 失点として記録されるため成立しません。扱いは主催団体の規定に従いますが、スコア上0点で抑えたわけではない以上、無失点試合には数えないのが一般的です。
Q. GKが途中交代した試合は誰のクリーンシートですか?
A. 基準は団体やデータ提供元で分かれます(フル出場のみ計上/一定時間以上で計上など)。自分たちで集計するなら最初にルールを決め、シーズン中は変えないことが最も重要です。途中出場で残り時間を無失点なら備考に残しておくと後で読み返せます。
Q. 延長戦やPK戦は数え方が変わりますか?
A. 一般的には延長を含む試合終了時点で0点なら無失点試合とし、PK戦はスコア上の得点ではないため失点に含めません。大会規定で記録方式が異なることもあるので公式記録に合わせてください。
Q. 何試合くらいから信用していいですか?
A. 明確な閾値はありませんが、5試合以下は1試合で10ポイント以上動くため不安定です。10試合を超えると傾向が読みやすくなり、リーグ戦を一巡した頃には実力を反映しやすくなります。
Q. 率が上がったのに勝ち点が伸びないのはなぜ?
A. 守備側だけの指標なので、0-0が増えれば率は上がっても勝ち点は1ずつしか積み上がりません。ボールを持てているかも併せて見るならボール支配率の計算が参考になります。
Q. フットサルや少年サッカーでも同じ式ですか?
A. 式は同じです。ただしフットサルは1試合の得点が多く、8人制もゴール前の攻防が起きやすいため11人制より率は低めに出ます。同じカテゴリ内での推移を追うのが正しい使い方です。