気温と湿度を入力すると、熱中症の危険度を示す暑さ指数(WBGT)の目安と、運動や屋外作業をどこまで続けてよいかの警戒レベルが分かります。天気予報の「気温」だけでは見えない、湿度を含めた本当の危険度を手早く確認したいときに役立ちます。
本来のWBGT(湿球黒球温度)は、気温・湿度・日射・風を専用の計測器で測って求めますが、日常用には気温と湿度から推定する簡易式が広く使われています。代表的なのがオーストラリアの研究で示された次の近似式です。
気温が支配的ですが、湿度を含む水蒸気圧の項があるため、同じ気温でも湿度が高いと指数が上がります。たとえば気温30℃・湿度70%ではWBGTは約27℃で「厳重警戒」、湿度40%なら約24℃で「警戒」と、湿度だけで一段階変わります。汗が蒸発しにくい高湿度ほど体に熱がこもり危険、という体感とよく一致します。
Q. WBGTは気温と何が違うのですか?
A. 気温は空気の温度だけですが、WBGTは湿度や日射の影響も加味した「人体が感じる暑さ」の指標です。気温が同じでも湿度が高ければWBGTは高くなり、熱中症の危険度をより正確に表します。
Q. WBGTが28℃を超えたら何をすべき?
A. 28℃以上は「厳重警戒」、31℃以上は「危険」とされます。日本スポーツ協会の指針では31℃以上で運動は原則中止が推奨されます。屋外活動は控え、涼しい場所での休憩と水分・塩分補給を徹底してください。
Q. この計算結果はそのまま信用してよいですか?
A. あくまで気温と湿度からの簡易推定です。直射日光の下やアスファルト上では実際のWBGTはさらに高くなります。目安として使い、正確な値は環境省の暑さ指数の実測値も併せて確認してください。