計算結果は一般的な目安です。実際の条件・規格により異なる場合があります。
単語帳を買ったものの、「1日何語やれば試験に間に合うのか」が分からないまま始めて途中で止まる。よくある挫折の形です。原因の多くは1周で覚えきる前提で計画を立ててしまうことにあります。完璧を目指すと1語あたりの負荷が跳ね上がり、進みが遅くなって残りに追われる。この計算機は逆に、「何周するか」を先に決めて延べ学習語数を出し、日数で割って1日のノルマを示します。入力は総単語数・完了までの日数・周回数の3つだけです。
入力すると「1日あたりの語数」が表示され、内訳に延べ学習語数・日数・周回数、そして「2周にした場合の1日あたり」が並びます。最後の項目は、周回数を減らすとノルマがどこまで下がるかを見比べるためのものです。
端数を切り上げるのは、切り捨てるとその日数で最後まで届かなくなるためです。1語でも足りなければ計画は破綻するので、常に多い側へ寄せます。
計算例①:2000語・60日・3周
延べ学習語数=2000 × 3 = 6000語。1日あたり=6000 ÷ 60 = 100語。割り切れるので切り上げは発生しません。
計算例②:2000語・90日・3周
延べ=6000語。6000 ÷ 90 = 66.67 →切り上げて67語。同じ2000語・3周でも、60日から90日に伸ばせば1日のノルマは100語から67語へ約33%軽くなります。期間を確保できるかどうかが日々の負荷を最も大きく左右します。
代表的な収録語数と期間について、3周する前提の1日あたり語数を計算機と同じ式で算出しました。
| 総単語数 | 延べ語数 | 30日 | 60日 | 90日 | 120日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1500語 | 4500語 | 150語/日 | 75語/日 | 50語/日 | 38語/日 |
| 1900語 | 5700語 | 190語/日 | 95語/日 | 64語/日 | 48語/日 |
| 2000語 | 6000語 | 200語/日 | 100語/日 | 67語/日 | 50語/日 |
| 2500語 | 7500語 | 250語/日 | 125語/日 | 84語/日 | 63語/日 |
2000語の単語帳を例に、周回数ごとの延べ語数、60日で終える場合のノルマ、そして一定ペースを保った場合の所要日数(延べ学習語数 ÷ 1日あたり語数)を逆算しました。
| 周回数 | 延べ学習語数 | 60日で終えるなら | 1日50語なら | 1日100語なら |
|---|---|---|---|---|
| 1周 | 2000語 | 34語/日 | 40日 | 20日 |
| 2周 | 4000語 | 67語/日 | 80日 | 40日 |
| 3周 | 6000語 | 100語/日 | 120日 | 60日 |
| 4周 | 8000語 | 134語/日 | 160日 | 80日 |
| 5周 | 10000語 | 167語/日 | 200日 | 100日 |
計画が回るかは「1日あたりの語数」を時間に換算すれば判断できます。1語に使う秒数を仮に決めて掛けるだけです。
動かせる変数は期間を延ばす/周回数を減らす/収録語数の少ない教材に替えるの3つだけです。表①と表②を見比べ、どれを動かすかを決めてください。試験日が動かせず期間が固定なら、周回数を4周から3周に落として1日134語を100語にする、といった判断になります。
Q. なぜ「1周」ではなく周回数を掛けるのですか?
A. 記憶は一度触れただけでは定着しにくく、間隔をあけて繰り返し出会うことで残りやすくなると広く言われています。1周で完璧を目指すと1語あたりの滞在時間が長くなり、最後まで到達できない失敗が起こりがちです。延べ語数で考えれば、繰り返す前提の配分が自然に組めます。
Q. 休みの日を入れたいときはどうしますか?
A. 「完了までの日数」に実施日数だけを入れます。60日のうち週1日休むなら実施日は約51日なので51を入力。2000語3周なら6000 ÷ 51 = 117.6 →118語/日となり、休みを見込んだ現実的なノルマになります。
Q. 何周が適切ですか?
A. 一律の正解はありません。基礎語彙をすでに持っているなら少ない周回で足りることもあり、初学の分野なら多く必要になります。まず3周で計算し、時間換算して無理があるなら2周に落とす、余裕があれば4周に上げる、という調整が扱いやすいでしょう。
Q. 表示が切り上げになるので、実際は少し早く終わりますか?
A. その通りです。2000語3周を90日で割ると66.67ですが67語で進めるため、計算上わずかに余りが出ます。この余裕は遅れた日を取り戻す緩衝として使えます。
Q. 覚えられない単語だけを次の周に回したい場合は?
A. その運用では2周目以降の対象語数が減るため、この計算はやや多めの見積もりになります。安全側に振れるので、そのまま使っても計画は破綻しません。厳密に出すなら、2周目の対象語数を「総単語数」に入れ直して周回ごとに計算してください。
Q. 途中で遅れたら、どう立て直しますか?
A. 残り語数と残り日数で入れ直すのが確実。総単語数の欄に「未処理の延べ語数」を、周回数に1を入れれば、残り期間のノルマがそのまま出ます。100語なら朝50語・夜50語と分けても延べ語数は同じです。
試験日から全体の勉強時間を割り出したいときは試験までの勉強時間逆算、走り出したあとのずれを確かめたいときは学習進捗率の計算が使えます。計画を立てる → 走る → ずれを測る、の3段構えにすると管理しやすくなります。