稼働時間と需要数から1個あたりの目標時間を自動計算
タクトタイムは「製品を1個あたり何秒(何分)のペースで作れば需要に間に合うか」を示す目標ペースです。このツールは稼働時間と需要数を入力するだけで、製品1個あたりに割り当てるべき時間を自動計算します。生産計画やライン設計、人員配置の目安づくりに使えます。
タクトタイムは次の式で求めます。
タクトタイム = 稼働時間 ÷ 需要数
たとえば1日の正味稼働時間が8時間(=28,800秒)で、その日の需要数が480個なら、28,800 ÷ 480 = 60秒。つまり60秒に1個のペースで完成させれば需要を満たせます。需要が960個に増えれば 28,800 ÷ 960 = 30秒となり、必要なペースは2倍速くなります。時間と個数の単位は揃えて計算するのがポイントです(秒なら秒、分なら分)。
Q. タクトタイムとサイクルタイムの違いは?
A. タクトタイムは需要から逆算した「目標ペース」、サイクルタイムは実際に1個作るのにかかる「実測時間」です。サイクルタイムをタクトタイム以下に収めることが生産が間に合う条件になります。
Q. 稼働時間には何を含めればいい?
A. 休憩・朝礼・段取り替え・計画的なメンテナンスなど、生産に充てられない時間を除いた「正味の稼働時間」を使います。これを使うと現実的なペースが算出できます。
Q. タクトタイムが短いほど良いの?
A. 短い=速いペースが必要という意味で、良し悪しではありません。需要が増えればタクトタイムは短くなり、人員や設備の増強が必要になることを示します。