時間稼働率×性能稼働率×良品率でOEEを自動計算
設備総合効率(OEE:Overall Equipment Effectiveness)は、生産設備がどれだけムダなく価値を生んでいるかを1つの指標で表すものです。このツールでは「時間稼働率」「性能稼働率」「良品率」の3つを入力するだけで、OEEと各ロスの内訳が分かります。
OEEは次の3要素の掛け算で求めます。1つでも低いと全体が大きく下がるのが特徴です。
OEE(%) = 時間稼働率 × 性能稼働率 × 良品率
たとえば時間稼働率90%・性能稼働率95%・良品率98%なら、0.90 × 0.95 × 0.98 = 約0.838、つまりOEEは約83.8%です。各値は高めでも、掛け算なので8割台に落ち着く点に注目してください。逆にどれか1つが70%まで落ちると、他が高くてもOEEは60%台に下がります。これが「3大ロス(停止ロス・速度ロス・不良ロス)」をバランスよく減らすべき理由です。
Q. OEEの目標値はどのくらいが妥当ですか?
A. 世界的な目安では85%以上が優良とされます。ただし業種や設備で適正値は異なるため、まずは自社の現状値を測り、そこから1〜2%ずつ改善する考え方が現実的です。
Q. 稼働率とOEEは同じものですか?
A. 違います。一般にいう「稼働率」は時間の側面だけを見ますが、OEEは時間・速度・品質の3つを総合した指標です。設備が動いていても、遅かったり不良が多ければOEEは下がります。
Q. 段取り替えの時間はどこに含めますか?
A. 計画的な段取り替えは「時間稼働率」のロスとして扱うのが一般的です。ただし計画停止(休憩・予定保全など)を稼働予定時間から除くかは、社内の定義をそろえておくことが大切です。