規格と平均・標準偏差から工程能力指数を計算
本ツールは品質管理の目安計算であり、判定基準は組織の規定が優先されます。重要な合否判定には正規の手順をご利用ください。
工程能力指数 Cp・Cpkは、製造工程が規格(公差)に対してどれだけ余裕を持って安定して作れているかを数値化した指標です。規格の上限・下限と、データの平均値・標準偏差を入力すると、CpとCpkを自動で計算します。値が大きいほど不良が出にくい工程と判断できます。
Cpは規格幅をばらつき(6σ)で割った値で、工程のポテンシャルを表します。
Cp =(USL − LSL)÷(6σ)
Cpkは平均の偏りを考慮し、上側・下側それぞれの余裕のうち小さいほうを採用します。
Cpk = min( (USL − μ)÷3σ , (μ − LSL)÷3σ )
例えばUSL=110、LSL=90、μ=102、σ=2のとき、Cp=(110−90)÷(6×2)=1.67。Cpk=min((110−102)÷6, (102−90)÷6)=min(1.33, 2.00)=1.33。中心が上にずれているため、Cpより実力値Cpkが小さくなります。
Q. CpとCpkはどちらを見ればいい?
A. 実際の合否に直結するのはCpkです。Cpは「中心を合わせれば到達できる上限」を示すので、両方を見て中心ずれの有無を判断するのが基本です。
Q. Cpkはいくつあれば合格?
A. 一般に1.33以上が目安、重要特性では1.67以上を求める場合が多いです。1.0未満は不良率が高く、工程改善が必要なレベルです。
Q. 片側規格しかない場合は?
A. 上限または下限の片側だけで計算します。Cpは定義できず、Cpkは存在する側の式((USL−μ)÷3σ など)のみで評価します。