※「元のSS」はNDフィルターを外した状態で適正露出になるシャッター速度を選んでください。
計算式:装着後のシャッター速度 = 元のシャッター速度 × 2段数
NDフィルターは光を減らす(減光する)フィルターです。1段暗くなるごとに必要な露光時間は2倍になります。例えば10段減光(ND1000)なら 210=1024倍、つまり約1000倍の露光時間が必要です。
例:1/125秒 + ND1000(10段)
→ 1/125 × 1024 ≒ 8.19秒 ≒ 約8秒
| ND番号 | 段数 | 露光倍率 |
|---|---|---|
| ND8 | 3段 | ×8 |
| ND64 | 6段 | ×64 |
| ND1000 | 10段 | ×1024(約1000) |
※表示はおおよその目安・概算です。実際の露出は環境光・カメラの実測値・フィルターの公称値と実減光の差などで変わります。最終的にはカメラのライブビューやヒストグラムで確認してください。
NDフィルターを装着すると入る光が減るため、同じ露出を保つにはシャッタースピード(SS)を遅くする必要があります。この計算機は、元のSSとNDの段数(または減光率)から、フィルター装着後の延長シャッター速度を自動で算出します。長秒露光やスローシャッターの撮影前に、必要な露光時間をひと目で確認できます。
NDフィルターは「1段=光量1/2」のステップで光を減らします。露出を一定に保つには、減った光量の分だけシャッターを長く開ける必要があるため、計算式は次のようになります。
延長後のSS = 元のSS × 2段数
たとえば元のSSが1/250秒(0.004秒)でND1000(10段)を使う場合、210=1024倍となり、0.004×1024≒4.1秒。元が1/30秒でND8(3段)なら23=8倍で、1/30×8=約0.27秒(1/4秒弱)です。段数が1つ増えるごとに露光時間は2倍になる、と覚えておくと暗算でも見当が付きます。
Q. ND8やND1000の数字は段数とどう違うのですか?
A. ND番号は光の透過率(減光倍率)を表します。ND8は光を1/8に減らすので3段(23=8)、ND64は1/64で6段、ND1000は約1/1000で約10段に相当します。番号が倍率、段数がストップ数だと整理すると分かりやすいです。
Q. フィルターを重ね付けした場合はどう計算しますか?
A. 段数を足し算します。ND8(3段)とND64(6段)を重ねると合計9段。倍率なら掛け算で8×64=512倍となり、SSも512倍に延長されます。
Q. SSを変えずに絞りやISOで合わせてもよいですか?
A. 可能です。ただしNDフィルターを使う目的の多くは「SSを意図的に遅くして水や雲の流れを表現する」ことなので、SS側で吸収する前提でこの計算機は設計されています。