F値(絞り)・シャッター速度・ISO感度の3つを入力すると、その設定での露出値(EV)を計算します。EVは写真の明るさを1つの数値で表す指標で、別のカメラ設定と明るさを比べたり、同じ明るさを保ったまま絞りやシャッター速度を組み替えたりするときに役立ちます。
露出値は、F値とシャッター速度から求める「露出設定のEV」を基準に、ISO感度で補正して計算します。式は次のとおりです。
前半はF値とシャッター速度で決まる露出段数、後半はISOによる明るさの補正です。ISO100が基準で、ISOが2倍になるごとに後半が1増え、その分EVが1下がります(同じ明るさを得るのに必要な光が半分で済むため)。
例:F8・シャッター速度1/250秒(=0.004)・ISO100の場合、F値²=64、64÷0.004=16000、log₂(16000)≈13.97。ISO補正は0なので、EVは約14。これは晴天の屋外でよく使われる明るさの目安です。
Q. EVが大きい・小さいとは何を意味しますか?
A. EVが大きいほど明るいシーン(晴天など)向けの設定、小さいほど暗いシーン(夜間や室内)向けの設定です。一般に晴天の屋外がEV15前後、曇天がEV12前後、明るい室内がEV5〜7前後が目安です。
Q. EVとEV補正(露出補正)は同じものですか?
A. 別物です。ここでのEVは設定全体の明るさを表す絶対値で、カメラの「±EV補正」は適正露出から何段明るく/暗くするかの相対的なズラし量を指します。混同しやすいので注意してください。
Q. 同じEVで設定を変えてもいいのですか?
A. はい。EVが同じなら明るさはほぼ同じになります。例えば絞りを1段開けて(F8→F5.6)シャッター速度を1段速くすれば、明るさを保ったままブレや被写界深度を調整できます。これを「相反則」と呼びます。