計算結果は一般的な目安です。実際の条件・規格により異なる場合があります。
勉強計画でつまずきやすいのは「何時間やるか」より「その時間を科目にどう割るか」です。苦手を厚くしたい気持ちはあっても、何分ずつと決めないまま机に向かうと、結局その日の気分で得意科目ばかり触ってしまう——よくある話です。この計算機は、1日に使える勉強時間と、得意・苦手・標準の3グループに付けた重み(1〜5)から、比率どおりに分けた時間を表示します。「苦手を多めに」という感覚を分単位の予定に翻訳する道具だと考えてください。
やっているのは比例配分です。3つの重みを足して分母を作り、各科目の重みで按分します。
ケースA:4時間を初期値の重み(苦手4・標準3・得意2)で分ける
重みの合計は4+3+2=9。苦手=4×4÷9=1.777…で1.8時間(約1時間47分)、標準=4×3÷9=1.333…で1.3時間(約1時間20分)、得意=4×2÷9=0.888…で0.89時間(約53分)。1時間未満は小数第2位、1時間以上は第1位までの表示です。
ケースB:3時間を極端な重み(苦手5・標準3・得意1)で分ける
合計は9のまま。苦手=3×5÷9=1.666…で1.7時間(1時間40分)、標準=3×3÷9=1.0時間(60分)、得意=3×1÷9=0.333…で0.33時間(20分)。得意が20分まで削られており、これで維持できるかが、この重みを採るかどうかの分かれ目です。
初期値の重み(苦手4・標準3・得意2=合計9)のまま、勉強時間だけを変えたときの配分です。分に直した値も添えました。
| 1日の時間 | 苦手 | 標準 | 得意 | 分に直すと(苦手/標準/得意) |
|---|---|---|---|---|
| 2時間 | 0.89 | 0.67 | 0.44 | 約53分/40分/27分 |
| 4時間 | 1.8 | 1.3 | 0.89 | 約107分/80分/約53分 |
| 6時間 | 2.7 | 2.0 | 1.3 | 160分/120分/80分 |
| 8時間 | 3.6 | 2.7 | 1.8 | 約213分/160分/約107分 |
表示は丸められるため、3つを足し戻すと元の時間とわずかにずれます(4時間の行は1.8+1.3+0.89=3.99)。内部では端数まで扱っており、この差は表示上のものです。
1日4時間を固定し、重みだけを変えた比較です。同じ4時間でも、得意科目に回る時間は30分から1時間48分まで開きます。
| 重み(苦手:標準:得意) | 苦手 | 標準 | 得意 | こんな時期に |
|---|---|---|---|---|
| 5:2:1 | 2.5 | 1.0 | 0.50 | 苦手を短期集中でつぶす期間 |
| 4:3:2(初期値) | 1.8 | 1.3 | 0.89 | ふだんの土台づくり |
| 5:4:3 | 1.7 | 1.3 | 1.0 | 差を付けたいが得意も落としたくない |
| 3:3:3 | 1.3 | 1.3 | 1.3 | 全体を均等に回す復習期 |
| 2:3:4 | 0.89 | 1.3 | 1.8 | 得点源をさらに伸ばしにいくとき |
Q. 科目が5つあります。3つの枠しかないのですが?
A. 3つは科目名ではなくグループです。5科目を苦手2・標準2・得意1と仕分けし、出た時間をそのグループの科目数で割ります。4時間・初期値の重みなら苦手枠は1.8時間なので、苦手2科目で1科目あたり約53分。
Q. 重みを1〜5より大きくしてもいいですか?
A. 計算上は問題ありません。効くのは比率だけなので、10:6:4と入れても5:3:2と同じ結果です。ただし数字が大きいほど比を読み取りにくくなるため、1〜5に収めるほうが扱いやすいでしょう。
Q. 得意科目の重みを0にするとどうなりますか?
A. 得意の時間が0になり、残り2グループで全時間を分け合います。重みの合計も減るため、苦手と標準の取り分は一気に増えます。ただし触らない科目は落ちていくもの。0にするのは「今週は捨てる」と決めた短期間だけにするのが無難です。
Q. 週単位の計画に直したいのですが。
A. 出た配分に日数を掛けます。1日6時間・初期値の重みなら苦手は2.666…時間で、7日なら約18.7時間。週で考えると「日曜は苦手だけ4時間」というまとめ方も選べ、日々の細切れより回しやすい場合があります。
Q. そもそも1日に何時間とれるか分からないのですが。
A. 先に総量を出してから配分にかけるのが順序です。生活時間から机に向かえる時間を割り出すには1日の勉強時間の捻出計算を使ってください。あちらが「何時間とれるか」、こちらが「その時間をどう割るか」という関係です。
Q. 試験本番の時間の使い方も同じように決められますか?
A. 本番は別の設計が要ります。大問ごとに何分で切り上げるかはテスト本番の時間配分計算の担当です。普段の配分は伸びしろで決め、本番の配分は問題数と残り時間で決める——同じ「配分」でも判断材料が違います。