1分の歩数と1歩の距離から走行ペース・時速・1kmタイムを算出
一般的な定義に基づく計算です。大会規定をご確認ください。
ランニングのスピードは、突きつめると「1分間に何歩刻むか(ピッチ)」と「1歩でどれだけ進むか(ストライド)」の掛け算で決まります。このツールは、その2つの数字を入力するだけで、1分間に進む距離・時速・そして多くのランナーが気にする「1kmあたりのペース(1kmタイム)」を自動で計算します。自分のフォームを見直したいランナー、練習メニューの目標ペースを決めたい人、指導するコーチが「ピッチを上げるべきか、ストライドを伸ばすべきか」を数字で確認するための道具として使えます。特定のチームや選手を想定したものではなく、一般的なランニングの目安として活用してください。
計算はとてもシンプルです。まず1分の走行距離(m)=ピッチ×ストライドで求めます。次に時速(km/h)=1分の走行距離×60÷1000、そして1kmペース(秒)=1000÷1分の走行距離×60で1kmにかかる時間を出しています。ペースは「分:秒」の形に直して表示します。
計算例①:ピッチ180・ストライド1.2m
1分の走行距離=180×1.2=216m。時速=216×60÷1000=約13.0km/h。1kmペース=1000÷216×60=約277.8秒=約4分38秒/km。フルマラソン(42.195km)を保てれば約3時間15分ペースにあたる、しっかり走れているレベルです。
計算例②:ピッチ160・ストライド1.0m
1分の走行距離=160×1.0=160m。時速=160×60÷1000=約9.6km/h。1kmペース=1000÷160×60=375秒=約6分15秒/km。ジョギングやマラソン初心者の巡航ペースとしてよくある数字です。ピッチかストライドのどちらかを上げると、ここからペースが縮まっていきます。
Q. ピッチ180歩/分がよいと聞きますが本当ですか?
A. 「1分あたり180歩前後」は、接地時間が短く無駄な上下動が減りやすいことから、多くのランナーで効率が良い目安としてよく紹介されます。ただし身長・脚の長さ・走る速度によって最適値は前後するため、絶対的な正解ではありません。今のピッチが極端に低い(150前後)なら少し上げてみる、といった目安に使うのがおすすめです。
Q. 自分のストライドがわかりません。
A. 直線をまっすぐ走り、10歩ぶんの距離をメジャーで測って10で割ると、1歩あたりのストライド(m)が出ます。あるいは、このツールで時速や1kmペースが実測に近づくよう、ストライドの値を調整して逆算する方法もあります。ピッチはウォッチのケイデンス表示から取れることが多いです。
Q. ペースを上げるには、ピッチとストライドどちらを伸ばすべきですか?
A. どちらを上げても1分の走行距離は増えるので速くなります。一般に、ストライドを大きく伸ばすと一歩ごとの負荷や着地衝撃が増えて疲れやすく、故障のリスクも上がりがちです。まずはフォームを崩さずピッチをわずかに上げ、余裕が出てから自然にストライドを伸ばす、という順序が取り組みやすいとされています。自分に合うバランスを、数字を変えながら探してみてください。