世帯人数ごとの一般的な必要箱数(普通の荷物量)をもとに、荷物の多さで補正して算出します。
| 人数 | 少なめ | 普通 | 多め |
|---|---|---|---|
| 単身(1人) | 10 | 13 | 15 |
| 2人 | 30 | 35 | 40 |
| 3人 | 40 | 45 | 50 |
| 4人 | 50 | 58 | 65 |
| 5人以上 | 60 | 70 | 80 |
※ 数値はあくまで概算・目安です。実際の荷物量や間取りで変わります。正確な見積りは引っ越し業者にご相談ください。
引っ越し準備で最初につまずくのが「ダンボールを何箱用意すればいいのか」という問題です。多すぎれば処分に困り、少なすぎれば荷造りの途中で足が止まってしまいます。このツールは、世帯人数と荷物の量という2つの情報だけで、必要なダンボールのおおよその箱数と、大サイズ・小サイズの内訳まで一度に算出します。業者に見積もりを頼む前でも、自分で箱を調達する場合でも、最初に総量の感覚をつかんでおくと、その後の段取りが一気に楽になります。
このツールは、世帯人数ごとにあらかじめ設定した「基準箱数」に、荷物量の「係数」をかけて総箱数を求めます。基準箱数は単身13箱・2人35箱・3人45箱・4人58箱・5人70箱で、人数が増えると共用の家具や生活用品が増えるため、1人あたりの箱数は少しずつ緩やかに増える設計です。係数は少なめ=0.85、普通=1.0、多め=1.15です。
総箱数 = 人数の基準箱数 × 荷物量の係数(小数は四捨五入)。さらに内訳として、大サイズ=総箱数×0.55(四捨五入)、小サイズ=総箱数−大サイズで振り分けます。軽くてかさばる物を大箱、重い物を小箱に入れる前提で、やや大箱多めの配分にしています。
例1:2人世帯・普通。35 × 1.0 = 35箱。大サイズは 35×0.55=19.25 → 19箱、小サイズは 35−19=16箱。合計35箱で、大19・小16という配分になります。
例2:3人世帯・多め。45 × 1.15 = 51.75 → 52箱。大サイズは 52×0.55=28.6 → 29箱、小サイズは 52−29=23箱。ファミリー世帯で荷物が多いと50箱を超えることが分かります。
| 世帯人数 | 少なめ(×0.85) | 普通(×1.0) | 多め(×1.15) |
|---|---|---|---|
| 1人 | 11箱 | 13箱 | 15箱 |
| 2人 | 30箱 | 35箱 | 40箱 |
| 3人 | 38箱 | 45箱 | 52箱 |
| 4人 | 49箱 | 58箱 | 67箱 |
| 5人 | 60箱 | 70箱 | 81箱 |
単身なら10〜15箱前後、2人世帯で30〜40箱、4人ファミリーだと50〜70箱が一つの目安です。荷物が多い家庭ほど普通と多めの差が大きく開くので、迷ったら一つ上の量を選んでおくと不足しにくくなります。
引っ越し用ダンボールには規格があり、多くの業者は「Sサイズ(3辺合計およそ100cm前後)」と「Mサイズ(同120cm前後)」の2種類を配ります。小さい箱は本・食器・調味料など重い物、大きい箱は衣類・タオル・ぬいぐるみなど軽くてかさばる物、と使い分けるのが鉄則です。理由は単純で、大きな箱に重い物を詰め込むと20kgを軽く超え、持ち上げられないうえに底が抜けやすくなるからです。宅配便で30kg・40kgといった重量上限が設けられているのも、人が安全に持てる重さと段ボールの強度の両面から来ています。
ダンボールの強度は「K5」「K6」といった記号で表され、数字が大きいほどライナー(表裏の紙)が厚く丈夫です。引っ越し用は繰り返しの積み下ろしに耐えるよう比較的丈夫なものが選ばれています。また波型の中しん(フルート)が空気の層をつくることで、少ない紙の重量でも高い緩衝性と圧縮強度を実現しているのが段ボールの巧みなところ。同じ厚みの板紙より軽く、輸送コストを抑えながら中身を守れるため、19世紀後半に登場して以来、世界の物流を支える標準素材になりました。
なお「必要箱数は人数に単純比例しない」のもポイントです。冷蔵庫や洗濯機、テーブルといった大型家具・家電は人数が増えてもさほど増えず、箱に詰める必要もありません。一方で衣類や食器、本は人数にほぼ比例して増えます。このツールが人数ごとの基準箱数を一定倍率ではなく個別に設定しているのは、こうした「増える物・増えない物」の混在を大まかに反映するためです。
Q. ダンボールはどこで手に入りますか?
A. 引っ越し業者のプランに一定枚数が無料で付くことが多く、まずはそれを基準に考えます。足りない分はスーパーやドラッグストア、家電量販店で譲ってもらうか、ホームセンターやネット通販で購入します。無料の箱はサイズや強度がまちまちなので、重い物用には丈夫な購入品を混ぜると安心です。
Q. 大きい箱と小さい箱、どちらを多く用意すべき?
A. このツールでは大サイズ約55%・小サイズ約45%の配分で表示しています。ただし本や食器が特に多い家庭は小サイズを増やすのがおすすめです。小さい箱は重くなりすぎず持ち運びやすいため、迷ったら小サイズを厚めに確保しておくと荷造り全体が安定します。
Q. 計算結果より多めに用意すべきですか?
A. はい。荷造りを始めると押し入れや戸棚の奥から予想以上にモノが出てくるのが常です。表示された目安に対して2〜3割多めに確保しておくと、途中で足りなくなって作業が止まる事態を防げます。余った箱は当日の緩衝材代わりにも使えます。
Q. 一人暮らしだと本当に十数箱で足りますか?
A. 家具・家電を除いた「箱詰めする物」だけなら、モノが少ない単身者は10箱前後で収まることが多いです。ただし本やコレクション、キッチン用品が多い人は「多め(15箱前後)」を選んでおくと安心です。衣類が多い季節の引っ越しも箱数が膨らみやすい点に注意してください。
Q. 使い終わったダンボールはどう処分すればいい?
A. 多くの引っ越し業者は、後日無料または有料で使用済み段ボールを回収してくれます。自治体の資源ごみ(古紙・雑がみ)として出す場合は、たたんでひもで束ねるのが基本です。テープやラベルは可能な範囲で剥がすとリサイクルの質が上がります。回収の有無は契約前に確認しておくと処分が楽になります。