計算式
例:体重 60kg・体脂肪率 20% の場合、体脂肪量=60×20÷100=12.0kg、除脂肪体重=60−12=48.0kg。
除脂肪体重(LBM=Lean Body Mass)は、体脂肪を除いた筋肉・骨・内臓・水分などの合計の重さです。筋肉量の目安や、減量時に「脂肪だけ減っているか」をチェックする指標として使われます。
体脂肪率の目安(一般的な区分)
| 判定 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 低い | 〜9% | 〜19% |
| 標準 | 10〜19% | 20〜29% |
| 軽肥満 | 20〜24% | 30〜34% |
| 肥満 | 25%〜 | 35%〜 |
⚠️ 表示される数値や判定はあくまで目安です。体脂肪率は測定機器(体組成計の方式など)により誤差があり、適正値は年齢・体格・目的によって異なります。健康管理や減量の判断は、医師・専門家にご相談ください。
体重計に乗って「3kg減った」と喜んでも、それが脂肪なのか筋肉なのか水分なのかは体重だけでは分かりません。このツールは、体重と体脂肪率の2つを入れるだけで、体に蓄えられた脂肪の重さ(体脂肪量)と、脂肪以外=筋肉・骨・内臓・水分の合計(除脂肪体重/LBM)を分けて表示します。「ダイエットしているのに体型が締まらない」「体重は同じなのに見た目が変わった」といったモヤモヤを、数字で読み解くための道具です。減量中の人、筋トレで増量中の人、健診の数値が気になる人、部活やスポーツの体づくりをしている人まで、体組成を客観視したいすべての人に役立ちます。
迷いやすいのは「どの体脂肪率を入れるか」です。体組成計は乗るたびに1〜2%ぶれることがあります。1回の値で一喜一憂せず、数日〜1週間の平均的な値を入れると、表示される体脂肪量・除脂肪体重も安定した目安になります。
式そのものは足し算・掛け算だけで、特別な係数は使いません。体重のうち脂肪が占める割合を取り出し、残りを除脂肪体重とするだけです。
計算例①:体重60kg・体脂肪率20%(標準的な男性)
体脂肪量 = 60 × 20 ÷ 100 = 12.0kg。除脂肪体重 = 60 − 12.0 = 48.0kg。つまり60kgの体のうち12kgが脂肪で、残り48kgが筋肉・骨・内臓・水分です。
計算例②:減量の前後を比べる(体重65kg・体脂肪率28% → 体重60kg・体脂肪率22%)
減量前は体脂肪量 = 65 × 28 ÷ 100 = 18.2kg、除脂肪体重 = 65 − 18.2 = 46.8kg。減量後は体脂肪量 = 60 × 22 ÷ 100 = 13.2kg、除脂肪体重 = 60 − 13.2 = 46.8kg。体重は5kg減りましたが、減ったのはすべて脂肪(18.2→13.2=−5.0kg)で、除脂肪体重46.8kgは完全に維持。これが「脂肪だけ落ちた理想的な減量」の数字の姿です。逆に除脂肪体重まで一緒に落ちていたら、筋肉も削っているサインだと読み取れます。
| 体重 \ 体脂肪率 | 15% | 20% | 25% | 30% |
|---|---|---|---|---|
| 50kg | 7.5kg | 10.0kg | 12.5kg | 15.0kg |
| 60kg | 9.0kg | 12.0kg | 15.0kg | 18.0kg |
| 70kg | 10.5kg | 14.0kg | 17.5kg | 21.0kg |
| 80kg | 12.0kg | 16.0kg | 20.0kg | 24.0kg |
同じ体重でも体脂肪率が10%違えば、体脂肪量は数kg単位で変わります。表の各マスを体重から引けば、その人の除脂肪体重がそのまま分かります(例:70kg・25%なら除脂肪体重は70−17.5=52.5kg)。
| 判定 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 低い | 〜9% | 〜19% |
| 標準 | 10〜19% | 20〜29% |
| 軽肥満 | 20〜24% | 30〜34% |
| 肥満 | 25%〜 | 35%〜 |
このツールは入力した性別と体脂肪率から、上の区分のどこに当てはまるかを自動判定します。ただし区分の境界は機種や年齢、提唱する団体によって多少前後します。スポーツ選手のように筋肉量が極端に多い人や、高齢で水分が少ない人では、数値の解釈が変わる点に注意してください。
Q. 体重が減ったのに体脂肪量が増えたのはなぜ?
A. 体脂肪率が上がったためです。極端な食事制限で除脂肪体重(筋肉や水分)が先に落ちると、体重は減っても脂肪の「割合」が増え、結果として体脂肪量が増えることがあります。体重とあわせて除脂肪体重も必ず確認しましょう。
Q. 除脂肪体重(LBM)は何の目安に使えますか?
A. おおまかな筋肉量や、基礎代謝の推定、増量・減量の進み具合を見る指標になります。除脂肪体重が保てていれば、減った体重はほぼ脂肪と判断でき、「やせた」のではなく「締まった」変化だと言えます。
Q. 家庭用の体組成計の体脂肪率はどこまで正確ですか?
A. 多くは体に微弱な電流を流す「生体電気インピーダンス法(BIA)」で、体内の水分量に左右されます。入浴後・運動後・食後は数%ずれやすいので、1回の絶対値より同条件で測った変化(トレンド)を重視してください。
Q. 体脂肪率は低ければ低いほど良いのですか?
A. いいえ。脂肪はホルモンや体温維持、内臓の保護にも関わるため、低すぎると体調不良や女性では生理不順などのリスクがあります。表の「低い」より下を無理に目指す必要はありません。
Q. 体脂肪率が分からないときはどうすれば?
A. 体組成計がない場合は、健康診断や市販の測定機器の値を使ってください。値が不確かなときは、プリセットで前後の%を入れて「だいたいこの範囲」と幅で捉えるのがおすすめです。
⚠️ このツールの計算結果や判定は、入力値に基づく概算・目安です。体脂肪率は測定方式により誤差があり、適正値は年齢・体格・目的によって異なります。減量・増量・健康管理の最終的な判断や、体調に不安がある場合は、医師・管理栄養士など専門家にご相談ください。