サイズから水量と中和剤の必要量を自動計算
水槽の幅・奥行き・高さを入力するだけで、満水容量・実際の水量・カルキ抜き(塩素中和剤)の必要量・水換え量をまとめて自動計算します。「うちの60cm水槽って結局何リットル?」「水換えのとき中和剤を何mL入れればいい?」という、アクアリウムを始めると毎週ぶつかる疑問がこの1ページで片付きます。
使う場面は具体的です。新しく水槽を立ち上げて魚を迎える前、毎週の定期換水、薬浴用のバケツやサブ水槽の準備、引っ越しでの水槽移動、肥料・添加剤を「水量あたり○mL」で投与するとき。いずれも「正しい水量」が分からないと、中和剤も薬も肥料も適量を出せません。水量はアクアリウムの全計算の出発点になる数字です。
迷いやすいのは「満水容量」と「実水量」の違いです。本ツールは満水容量に加え、底床・流木・水位の余白を見込んだ実水量(満水の約9割)も表示します。中和剤や薬の投与量は、満水ではなくこの実水量で考えるほうが現実に近くなります。
水量は直方体の体積です。1リットル=1,000cm³なので、cmで測った3辺を掛けて1,000で割ればリットルになります。
計算例①:規格60cm水槽(60×30×36cm)/中和剤「5mLを10Lあたり」/換水30%
満水容量=60×30×36÷1000=64.8L。実水量=64.8×0.9=約58.3L。単位量=5÷10=0.5mL/L。全水量ぶんの中和剤=58.3×0.5=約29mL。水換え量=58.3×0.3=約17.5L、その分の中和剤=17.5×0.5=約8.7mL。実際の毎週の換水で足す水道水に入れるのはこの「約8.7mL」のほうです。
計算例②:小型の30cmキューブ(30×30×30cm)/中和剤「1mLを20Lあたり」の高濃縮タイプ/換水25%
満水容量=30×30×30÷1000=27L。実水量=27×0.9=約24.3L。単位量=1÷20=0.05mL/L。全水量ぶんの中和剤=24.3×0.05=約1.2mL。水換え量=24.3×0.25=約6.1L、その分=6.1×0.05=約0.3mL。高濃縮タイプは数滴で足りるため、規定量を超えやすい点に注意します。
| 通称 | 寸法(cm) | 満水容量 | 実水量の目安(約9割) |
|---|---|---|---|
| 30cmキューブ | 30×30×30 | 27L | 約24L |
| 45cm | 45×30×30 | 40.5L | 約36L |
| 60cm(規格) | 60×30×36 | 64.8L | 約58L |
| 60cmワイド | 60×45×45 | 121.5L | 約109L |
| 90cm(規格) | 90×45×45 | 182.3L | 約164L |
| 120cm(規格) | 120×45×45 | 243L | 約219L |
同じ「60cm」でも、規格(64.8L)とワイド(121.5L)では水量がほぼ2倍違います。器具やフィルターの適合容量、ヒーターのW数選びも水量基準なので、通称ではなく実寸で確認するのが安全です。
Q. 60cm水槽は何リットルですか?
A. 規格60cm(60×30×36cm)は満水で約64.8L、底床や器具を入れた実水量はおよそ55〜60Lです。同じ60cmでもワイド(60×45×45)だと約121.5Lになるので、必ず寸法で確認してください。
Q. カルキ抜きは「水槽全体の量」と「換える水の量」どちらで計算しますか?
A. 毎週の換水では「新しく足す水道水の量」に対して入れます。1/3換水なら、水槽全体ではなく交換ぶん(例:約17.5L)だけで計算してください。立ち上げで水槽を満水にする初回だけ、全水量で考えます。
Q. カルキ抜きを入れすぎたらどうなりますか?
A. 規定量の範囲内なら多少の前後は大きな害になりにくいですが、製品によっては過剰投与で酸素濃度や水質バランスに影響することがあります。とくに高濃縮タイプ(1mLで20L分など)は1滴の差が大きいので、ラベルの規定量を守るのが基本です。
Q. 汲み置きした水ならカルキ抜きは要りませんか?
A. 通常の遊離塩素は半日〜1日の汲み置き(日光・エアレーション)で抜けます。ただし近年の水道で増えているクロラミンは汲み置きでは抜けにくく、中和剤が確実です。地域の水道事情が分からない場合は中和剤を使うほうが安心です。
Q. 表示より実水量がかなり少なく感じます。なぜ?
A. 底床(砂・ソイル)、流木・石・水草、フィルターやヒーター、そして水位を縁いっぱいにしないことが原因です。これらで満水容量の1〜2割は減るのが普通で、本ツールが実水量を約9割で見積もっているのはこのためです。
本ツールの数値はあくまで概算・目安です。中和剤の正確な使用量は必ずお使いの製品ラベルに従い、生体の種類・水質・地域の水道事情に合わせて調整してください。