計算結果は一般的な計算式による目安です。競技のルールや大会・用具の規定により実際とは異なる場合があります。
シュートを何本打ったかは誰でも数えられますが、その中身までは本数だけでは分かりません。枠を大きく外した20本と、GKに正面で受け止められた20本は、同じ「20本」でも意味がまるで違います。枠内シュート率は、打った本数のうち何本がゴール枠を捉えたかを割合で示す指標で、シュートの精度だけを取り出して見るための数字です。この計算機はサッカーの記録を想定しており、シュート数と枠内シュート数の2つを入れると、枠内率と枠外の本数が出ます。試合ノート、部活の記録係、観戦メモなど、数え上げた本数さえあれば使えます。
例①:シュート50本・枠内20本/20 ÷ 50 × 100 = 40 で、枠内率は40.0%。枠外は 50 − 20 = 30.0本と表示されます。5本に2本が枠を捉えている計算です。
例②:シュート14本・枠内5本/5 ÷ 14 × 100 = 35.714… なので表示は35.7%、枠外は9.0本。ここで枠内が1本増えて6本になると 6 ÷ 14 × 100 = 42.857… で42.9%まで跳ね上がります。14本という分母では、1本の違いが7.1ポイントに相当するということです。
シュート数(縦)と枠内本数(横)の組み合わせで出る枠内率です。値はこのツールの表示どおりに丸めています。
| シュート | 枠内1本 | 2本 | 3本 | 5本 |
|---|---|---|---|---|
| 5本 | 20.0% | 40.0% | 60.0% | 100% |
| 10本 | 10.0% | 20.0% | 30.0% | 50.0% |
| 14本 | 7.1% | 14.3% | 21.4% | 35.7% |
| 20本 | 5.0% | 10.0% | 15.0% | 25.0% |
| 50本 | 2.0% | 4.0% | 6.0% | 10.0% |
「枠内率4割を保ちたい」といった目標を置いたとき、そのシュート数なら何本を枠に飛ばせばよいかを逆算した表です。カッコ内はその本数で実際に出る表示値です。
| シュート | 30%以上 | 40%以上 | 50%以上 |
|---|---|---|---|
| 10本 | 3本(30.0%) | 4本(40.0%) | 5本(50.0%) |
| 14本 | 5本(35.7%) | 6本(42.9%) | 7本(50.0%) |
| 20本 | 6本(30.0%) | 8本(40.0%) | 10本(50.0%) |
| 30本 | 9本(30.0%) | 12本(40.0%) | 15本(50.0%) |
| 50本 | 15本(30.0%) | 20本(40.0%) | 25本(50.0%) |
1試合のシュートは、選手個人なら数本ということも珍しくありません。分母が小さいほど、1本の当たり外れが率を大きく動かします。実際に、シュート1本が枠内率に与える影響は次のとおりです。3本なら33.3ポイント、5本なら20.0ポイント、10本で10.0ポイント、14本で7.1ポイント、20本で5.0ポイント、50本まで貯めてようやく2.0ポイント。3本中1本しか枠に行かなかった日は33.3%ですが、たまたま2本入れば66.7%になります。技術が倍になったわけではなく、分母が3しかないだけです。
そのため、1試合ごとの枠内率で調子を語るのは、ほぼ意味がありません。おすすめは本数を貯めてから割るやり方です。試合ごとには「打った本数」と「枠内本数」だけを記録しておき、10本、20本、50本と累計が節目に達したところで初めて率を出します。50本まで貯めれば、12本で24.0%、13本で26.0%というように、1本の増減で率が2.0ポイントずつしか動かなくなり、変化を落ち着いて追えるようになります。
枠を捉えたかどうかは主観の少ない判定に見えますが、実務上はいくつも分かれ目があります。代表的なのはブロックされたシュートの扱いです。相手選手に当たって進路が変わった場合、「当たらなければ枠に入っていたか」を判定して枠内に数える方式もあれば、ブロックは別カテゴリとして分母からも分子からも外す方式もあります。ポストやバーを直撃した場合も、枠内に含める考え方と含めない考え方の両方があります。
さらに、どこからを「シュート」と数えるかも記録者の判断です。クリアぎみのボールがゴールに向かった場面をシュートに数えるかどうかで、分母は簡単に変わります。団体や配信サービスによって基準が異なるため、出所の違う数字を横に並べて比較しないのが基本です。自分で記録するなら、ブロック・ポスト直撃・意図の曖昧なボールの3つについて、最初に自分のルールを決めて書き留めておくと、シーズンを通して一貫した数字になります。
Q. 得点になったシュートは枠内に数える?
A. 数えるのが一般的です。ゴールに入った以上は枠を捉えているためで、除くと枠内率が実態より低く出ます。
Q. バーやポストに当たったシュートは?
A. 集計元によって扱いが分かれます。枠に当たった時点で「枠を捉えた」とみなす立場もあれば、ゴールラインを割っていないので枠外とする立場もあります。どちらでも構わないので、自分の基準を決めて統一してください。
Q. 枠内率が100%を超えて表示された
A. 枠内シュートの数がシュート数を上回っています。ブロックされた本数を分母から除いたのに分子には残している、といった数え漏れが典型です。分子と分母の範囲を合わせ直してください。
Q. チーム全体でも使える?
A. 使えます。チームの総シュート数と総枠内数を入れるだけです。個人より本数が早く貯まるので、少ない試合数でも比較的落ち着いた値になります。
Q. 枠内率が高いのに点が入らないのはなぜ?
A. 枠に飛んでいてもGKの正面であれば止められます。枠内率は「枠を捉えた割合」であって「得点になる割合」ではないため、両者が食い違うのは普通のことです。コースや強さの話は、この数字の外側にあります。
Q. 数字を上げるにはどんな練習をすればいい?
A. 具体的な練習の量や強度は、このページでは案内しません。適切な内容は年代・体格・体調・技術段階によって大きく異なるため、指導者や、必要に応じて医療機関の判断に従ってください。痛みや違和感、強い疲労があるときは無理をせず休むことが最優先です。数字は振り返りの材料であり、体を追い込む根拠にはなりません。