線膨張係数・長さ・温度変化から伸びを計算
単位は 1/K(=1/℃)。例:鋼 1.2e-5、アルミ 2.3e-5
温度差 ΔT=T₂−T₁(℃の差はKの差と同じ)
線膨張の基本式
ΔL = α × L × ΔT
主な材料の線膨張係数(20℃付近の目安)
| 材料 | α [/K] |
|---|---|
| 鋼・鉄 | 1.2×10⁻⁵ |
| アルミニウム | 2.3×10⁻⁵ |
| 銅 | 1.7×10⁻⁵ |
| 真鍮 | 1.9×10⁻⁵ |
| コンクリート | 1.0×10⁻⁵ |
| ガラス(ソーダ) | 0.9×10⁻⁵ |
| 石英ガラス | 0.5×10⁻⁶ |
本式は温度変化が比較的小さい範囲での近似(αを定数とみなす一次近似)です。広い温度域や精密用途では材料・温度依存のαをご確認ください。面膨張は約2α、体積膨張は約3αで概算できます。
金属やプラスチックなどの材料は、温度が上がると伸び、下がると縮みます。この計算ツールでは、線膨張係数・元の長さ・温度変化を入力するだけで、材料が何ミリ伸び縮みするか(熱膨張による伸び量)をすぐに求められます。配管や鉄道レール、機械部品の設計で必要な「逃がし量」の確認に役立ちます。
熱膨張による伸び量は、次の式で求めます。
ΔL = α × L × ΔT
(ΔL:伸び量、α:線膨張係数、L:元の長さ、ΔT:温度変化)
線膨張係数とは「1℃の温度上昇あたり、長さがどれだけの割合で伸びるか」を示す数値です。たとえば線膨張係数12×10⁻⁶の鋼を、長さ10m(10,000mm)で40℃温めると、ΔL=12×10⁻⁶×10,000×40=4.8mm。つまり約4.8mm伸びる計算になります。橋の継ぎ目や長い配管では、この数ミリの伸びを逃がす隙間が欠かせません。
Q. 線膨張係数が分からないときは?
A. 一般的な目安として、鋼・鉄は約11〜13×10⁻⁶、ステンレスは約17×10⁻⁶、アルミは約23×10⁻⁶、銅は約17×10⁻⁶、コンクリートは約10×10⁻⁶です。正確な値は材料メーカーの仕様書(データシート)で確認してください。
Q. 温度が下がる場合も計算できますか?
A. できます。温度変化(ΔT)にマイナスの値を入れると、結果もマイナス(縮み)になります。式は伸びでも縮みでも同じで、符号で向きを表します。
Q. 体積や面積の膨張も求められますか?
A. このツールは長さ方向の膨張(線膨張)専用です。面積膨張は線膨張係数の約2倍、体積膨張は約3倍が近似の目安になります。