大径・小径・長さの3つを入力すると、テーパー比(1/n)とテーパー角度を自動計算します。シャフトやテーパーピン、旋盤加工の図面寸法から、勾配と角度をすぐに求めたいときに使えます。
テーパー比は「長さあたりの直径の変化量」で表します。式は テーパー比 = (D − d) / L。この値を 1/n に直すと n = L / (D − d) です。
角度は半径の変化から求めます。片側角度(半角)は θ = arctan( (D − d) / (2L) )。たとえば D=30mm、d=20mm、L=100mm なら、(D−d)/L = 10/100 = 0.1 でテーパー比は 1/10。半角は arctan(10 / 200) ≒ 2.86°、全角は約5.72° になります。
Q. テーパー比の角度は半角と全角どちらを使う?
A. 旋盤の刃物台(複式刃物台)を傾ける角度は片側の半角を使います。一方、図面で「テーパー角○°」と全体の開き角を示す場合は全角です。用途に応じて使い分けてください。
Q. テーパー比「1/10」はどんな意味?
A. 軸方向に10mm進むごとに直径が1mm変化する勾配という意味です。1/50 のように分母が大きいほど勾配は緩やかになります。
Q. 直径ではなく半径で考えてもよい?
A. テーパー比は直径差で定義するのが一般的です。半径差で計算すると比が半分になってしまうため、必ず直径(大径・小径)で入力してください。