2つのプーリ(駆動側・従動側)の直径と軸間距離を入力すると、Vベルトや平ベルトの必要なベルト長さ(外周)を計算します。設計前の概算や、手持ちベルトが使えるかの確認に役立ちます。
ベルトは2つのプーリに巻き付き、その間を直線でつなぐ「オープンベルト(並行掛け)」が基本です。長さは次の近似式で求めます。
L = 2C + (π/2)(D + d) + (D − d)² / (4C)
第1項 2C は2軸間を往復する直線部、第2項 (π/2)(D+d) は両プーリへの巻き付き部、第3項はプーリ径の差による補正です。例として D=200mm、d=100mm、C=400mm のとき、L = 800 + 471.2 + 6.25 ≒ 1277mm となります。径の差が小さいほど第3項はほぼゼロになり、計算が単純になります。
Q. 計算結果の長さでベルトを注文すればよいですか?
A. この式は理論上の長さです。実際はテンション調整のため軸間距離に余裕を持たせ、規格品(呼び番号)から近い長さを選びます。Vベルトはピッチ径基準のため、メーカー指定の有効長で確認してください。
Q. プーリ径は外径と有効径どちらを入れますか?
A. ベルトが実際に接する径(Vベルトならピッチ径、平ベルトなら外径)を使うと精度が高まります。概算なら外径でも実用上問題ありません。
Q. たすき掛け(クロスベルト)にも使えますか?
A. いいえ。この計算はオープンベルト(並行掛け)用です。回転方向を逆にするクロス掛けは式が異なるため、別途専用の計算が必要です。