新NISA(2024年〜)の非課税枠は次のとおりです。
| 枠 | 年間上限 | 生涯上限 |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円 | 合計1800万円 |
| 成長投資枠 | 240万円 | |
| 年間合計 | 360万円 | うち成長枠は最大1200万円 |
計算式
いずれも残りはマイナスにならないよう0で止めて表示します。各上限を超えた入力があれば注意を表示します。
Q. 「累計」には今年の分も入れるの?
A. はい。③④は過去+今年を合わせた合計を入れてください。生涯枠(1800万)の残りはこの累計から計算します。
Q. つみたて枠だけで1800万使える?
A. 使えます。つみたて投資枠には生涯の内枠制限がありません。一方、成長投資枠は生涯1200万円が上限です。
Q. 売却したら枠は戻る?
A. 翌年に買付額(簿価)分の枠が復活します。本ツールはその復活を加味しないため、売却後は累計を実態に合わせて調整してください。
新NISA(2024年開始)には、1年あたりに投資できる「年間投資枠」と、生涯にわたって非課税で持てる金額の上限「非課税保有限度額(生涯投資枠)1,800万円」という2種類の上限があります。問題は、この2つを同時に頭の中で管理しようとすると意外とこんがらがることです。「今年あといくら積み立てられる?」「成長投資枠だけ使いすぎていないか?」「ボーナスでまとめ買いしたら年間上限に当たらないか?」——そんな場面で、今年の投資額と累計投資額を入れるだけで、年間枠の残り・生涯枠の残り・成長投資枠の生涯残りまでを同時に表示してくれるのがこの計算機です。年末の枠の使い切り判断や、月いくら積み立てれば無理なく枠を埋められるかの計画づくりに使えます。
入力欄は4つあります。①②が「今年」の投資額、③④が「累計(過去+今年)」の投資額で、それぞれつみたて投資枠と成長投資枠に分かれています。
迷いやすいのは「今年分を累計に含めるか」です。含めてください。③④は今年買った分も足した合計を入れます(①≦③、②≦④になっていればOK)。もう一つの落とし穴は金額の基準です。NISAの枠は「いま評価額がいくらか」ではなく「買ったときにいくら払ったか(取得金額・簿価)」で数えます。値上がりした評価額を入れると枠を多く消費したように見えてしまうので注意してください。
この計算機は次の5本の式を同時に走らせています(①今年つみたて、②今年成長、③累計つみたて、④累計成長)。いずれもマイナスにはならず0で止まります。
計算例1:標準的な積立中の人。 今年つみたて枠で40万円(①)、成長枠は使わず0万円(②)、累計はつみたて120万円(③)・成長300万円(④)の場合。今年のつみたて残りは「120−40=80万円」、成長残りは「240−0=240万円」、年間枠の残りは「360−40=320万円」。生涯枠は「1,800−(120+300)=1,380万円」、成長枠の生涯残りは「1,200−300=900万円」です。年内はあと320万円、生涯ではあと1,380万円投資できる計算になります。
計算例2:枠を最速で埋めにいく人。 今年つみたて枠120万円(①)+成長枠240万円(②)をフル投資。累計はつみたて360万円(③)・成長720万円(④)。今年の年間枠の残りは「360−(120+240)=0万円」で今年分は使い切り。生涯枠は「1,800−(360+720)=720万円」、成長枠の生涯残りは「1,200−720=480万円」。このペースなら残り720万円をあと2年で埋め切れます。
| 枠の種類 | 年間上限 | 生涯上限 |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円 | (合計1,800万円の枠内で制限なし) |
| 成長投資枠 | 240万円 | 最大1,200万円 |
| 2枠の合計 | 360万円 | 1,800万円 |
ポイントは、つみたて投資枠は単独で1,800万円すべてを埋められる一方、成長投資枠は生涯1,200万円が天井ということ。逆に言えば「つみたて600万円+成長1,200万円」といった配分でちょうど1,800万円になります。
| 毎年の投資額 | 1,800万円に到達する年数 |
|---|---|
| 年360万円(年間上限フル) | 最短5年 |
| 年120万円(月10万円) | 15年 |
| 年60万円(月5万円) | 30年 |
| 年36万円(月3万円) | 50年 |
早く埋めれば非課税で運用できる期間が長くなりますが、無理に年360万円を投じて家計が苦しくなっては本末転倒です。生涯枠1,800万円は急いで埋める義務はないので、自分の家計に合った積立額で続けるのが現実的です。
Q. 使わなかった年間枠は翌年に繰り越せますか?
A. 繰り越せません。年間360万円はその年限りで、使い切れなかった分は消えます。翌年はまた360万円から再スタートします。「今年は枠が余りそうだから年末にまとめて投資」という調整に、この計算機の年間残り表示が役立ちます。
Q. 売却すると生涯枠は戻りますか?
A. 戻ります。新NISAでは売却した商品の取得金額(簿価)分だけ、生涯枠が翌年以降に復活します。ただし復活しても年間360万円の上限は変わらないため、売ったその年にすぐ全額を再投資できるわけではありません。この計算機は枠の復活を自動では加味しないので、売却した場合は累計(③④)を実態に合わせて減らして入力してください。
Q. 値上がりして評価額が増えたら、枠を多く使ったことになりますか?
A. なりません。枠の消費は「買ったときの金額」で固定です。100万円で買った投資信託が150万円になっても、消費した枠は100万円のままです。だからこそ評価益がそのまま非課税になるのがNISA最大の利点です。
Q. つみたて枠だけで1,800万円すべて使えますか?
A. 使えます。つみたて投資枠には生涯の内枠制限がありません。一方、成長投資枠は生涯1,200万円が上限なので、成長枠だけで1,800万円を埋めることはできません。
Q. 複数の金融機関でNISAを使えますか?
A. NISA口座は1人1口座で、1年につき1つの金融機関でのみ運用します(年単位で金融機関の変更は可能)。複数社に分散できないため、正確な枠の使用状況は今お使いの金融機関のマイページが確認先になります。
※本ツールは買付額ベースの概算・目安です。売却後の枠の復活や金融機関ごとの管理方法により、実際の数値とは異なる場合があります。正確な非課税枠の利用状況は利用中の金融機関やNISA口座の管理画面で、税制の詳細や最終的な判断は金融庁などの公的機関・税理士等の専門家にご確認ください。