原価と目標の粗利率(値入率)を入力すると、利益を確保できる売価を逆算します。仕入れた商品にいくらの値段を付ければよいか、感覚ではなく数字で決められます。小売・飲食・EC・ハンドメイド販売など、価格設定が必要なあらゆる場面で使えます。
粗利率は「利益 ÷ 売価」で求めます。原価ではなく売価を基準にするのがポイントです。売価をxとすると、利益は(x − 原価)なので、次の式で売価を逆算します。
売価 = 原価 ÷ (1 − 目標粗利率)
たとえば原価700円・目標粗利率30%なら、700 ÷(1 − 0.3)= 700 ÷ 0.7 = 1,000円。このとき粗利額は1,000 − 700 = 300円で、売価1,000円のちょうど30%が利益になります。原価に1.3を掛けて910円とするのは「原価基準の値入率」で意味が異なるため、粗利率で考えるときは割り算を使います。
Q. 粗利率と値入率は同じですか?
A. 売価を基準にした利益割合という意味ではほぼ同じものとして使われます。厳密には、値入率は当初の値付け時点での見込み、粗利率は値引き・廃棄なども反映した実績を指すことがあります。
Q. 「原価に掛ける」方法と何が違うのですか?
A. 原価×1.3のような掛け算は「原価に対する利益割合(マークアップ率)」です。同じ30%でも基準が原価か売価かで結果が変わります。本ツールは売価基準の粗利率で計算します。
Q. 消費税は含まれますか?
A. 表示される売価は税抜きの本体価格です。店頭価格を決めるときは、ここに消費税を上乗せして税込価格を算出してください。