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🪵 木取り 計算

材料から部材が何枚取れるか自動計算(板取り)

材料(板)の寸法

部材(取りたいパーツ)の寸法

取れる枚数
① 部材を縦向きで並べる
② 部材を横向きで並べる
余り(端材)長さ方向
余り(端材)幅方向
⚠️ 部材が材料より大きいため、その向きでは取れません。
📘 使い方と計算式

計算式
取れる枚数 = floor(材料の長さ ÷ 部材の長さ) × floor(材料の幅 ÷ 部材の幅)

floor は「割り切れない端数を切り捨て」という意味です。たとえば材料1820mm に長さ300mm の部材を並べると 1820÷300=6.06… → 6個並びます。

縦横の取り都合
部材を90°回しても並べられます。本ツールは「①そのまま並べる」と「②回して並べる」の両方を計算し、多く取れる方を上に大きく表示します。

カットしろ
丸ノコなどの刃の厚み分(カットしろ)を入れると、部材寸法にその分を足して計算します。実際の歩留まりに近づきます。

プリセット
ボタンを押すと一般的な板のサイズ(サブロク 1820×910 など)が材料寸法に入ります。

※ 単純なグリッド並べでの概算です。1枚だけ向きを変えて詰める混在配置までは考慮していません。寸法はすべて同じ単位(mm推奨)で入力してください。

📖 使い方と詳しい解説

木取り計算は、1枚の材料(合板・板材・アクリル板・金属板など)から、必要な寸法の部材が最大で何枚取れるかを自動で求めるツールです。材料と部材の縦横寸法を入れるだけで、そのまま並べた場合と90°回して並べた場合を比べ、多く取れる向きと端材の残り寸法まで表示します。DIYの棚板の切り出し、ホームセンターでのカット依頼前の枚数見積もり、板金や樹脂板の割付など「その材料で足りるか」を買う前に確かめたい場面で役立ちます。

使い方

計算のしくみ・計算式

基本は割り算と切り捨てだけです。材料の各辺を部材の各辺で割り、小数点以下を捨てて掛け合わせます。式で書くと次のとおりです。

取れる枚数 = floor(材料の長さ ÷ (部材の長さ+カットしろ)) × floor(材料の幅 ÷ (部材の幅+カットしろ))。floor は「端数を切り捨て」の意味です。部材を90°回した配置(長さと幅を入れ替え)も同じ式で計算し、枚数の多い方を採用します。

例1: 1820×910mmの合板から 300×200mmの棚板を取る(カットしろ0)。そのまま=floor(1820÷300)×floor(910÷200)=6×4=24枚。90°回転=floor(1820÷200)×floor(910÷300)=9×3=27枚。多い回転向きが採用され、27枚。歩留まりは(300×200×27)÷(1820×910)=162万÷165.6万≒97.8%と非常に高くなります。

例2: 同じ合板から 400×250mmを取る。そのまま=floor(1820÷400)×floor(910÷250)=4×3=12枚。回転=floor(1820÷250)×floor(910÷400)=7×2=14枚。採用は14枚、歩留まりは(400×250×14)÷(1820×910)=140万÷165.6万≒84.5%。向きを変えるだけで12枚→14枚と2枚増える好例です。

早見表・目安

サブロク合板(1820×910mm)から代表的な部材を取ったときの最大枚数と歩留まりの目安です(カットしろ0、向きは有利な方を採用)。

部材寸法(mm)最大枚数歩留まり
910×455(4分割)4枚100%
600×4506枚約98%
450×30012枚約97%
400×25014枚約85%
300×20027枚約98%
200×15054枚約98%
350×35010枚約74%

背景・豆知識

合板の定番サイズ「サブロク(三六判)」は3尺×6尺、つまり約910×1820mmです。畳の一畳とほぼ同じ大きさで、これは日本の家屋が古くから「尺」を基準に設計され、柱の間隔(1間=6尺)に合わせて建材が作られてきた名残です。1尺は約303mmで、その3倍が910mm、6倍が1820mm。だから合板や石膏ボードはこのサイズが標準になり、木取りの世界では「サブロクから何枚取れるか」が基本単位になっています。

木取りで数枚の差が出る鍵は「回転」と「端数」です。上の例2のように、部材を90°回すだけで枚数が増えるのは、材料の余った帯(端材)に部材がもう一列入るかどうかが向きで変わるためです。プロの製材や板金加工では、この割付を人手やソフトで最適化する作業を「ネスティング」と呼び、歩留まりを1%上げるだけで材料費が大きく変わる量産現場では専用の自動配置ソフトが使われています。

もう一つ見落としがちなのが「刃の厚み(カーフ)」です。丸ノコの刃は約2〜3mm、テーブルソーでは3mm前後の材料が切るたびに粉になって消えます。10回切れば20〜30mmが失われる計算で、ギリギリの割付では最後の1枚が取れなくなることも。このツールでカットしろを入れられるのは、机上の理論値と実際のカット結果のズレをあらかじめ埋めておくためです。

よくある質問

Q. 切りしろ(刃の厚み)は計算に入りますか?

A. カットしろ欄を0のままにすると刃の厚みは無視して理論最大枚数を出します。丸ノコなら2〜4mmを入力すると、部材寸法にその分を足して計算するため、実際に切り出せる現実的な枚数に近づきます。枚数がギリギリのときほど入力をおすすめします。

Q. 部材を回転させてもよいですか?

A. 木目や柄の向きが問われない材料なら回転OKで、縦横を入れ替えた方が多く取れることがあります。ただし合板は表面のベニヤの繊維方向で曲げ強度が変わり、化粧板や柄物は模様の向きが揃わないと見た目が乱れるため、その場合は向きを固定してください。

Q. 単位はmmでなくても使えますか?

A. 材料と部材を同じ単位で入力すれば、cmでもインチでも結果は変わりません。割り算と掛け算だけの計算なので、材料はmm・部材はcmのように単位を混ぜないことだけ注意してください。

Q. 表示より実際に取れる枚数が少ないのですが?

A. このツールは部材を格子状にきれいに並べる前提です。実際には端の割れ・反りを避けて外周を数mm落としたり、刃の厚みで材料が減ったりします。材料寸法を実寸より5〜10mm小さめに入れ、カットしろも入力すると、現実の枚数に合わせられます。

Q. 歩留まりを上げるコツはありますか?

A. 部材の辺を材料の辺の約数(1820なら455・364・303…、910なら455・303・227…)に近づけると余りが減ります。数mm縮めるだけで一列増えることがあるので、設計に余裕があれば材料サイズから逆算して部材寸法を決めると無駄が激減します。

知っておくと役立つこと

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※計算結果は目安です。正確な判断は公的機関・専門家にご確認ください。