目標利益を達成するには、あと何個売ればいいかを自動計算
概算の目安です。実際の販売計画は原価・季節変動なども踏まえてご確認ください。
「今月あと10万円ほしい」という目標は、そのままでは行動に移せません。動けるのは、それが「あと200個」「1日7個」という個数に変わった瞬間です。この計算機は1個あたりの利益・目標利益(月)・固定費(月)の3つを入れると、必要な月間販売数と1日あたり・1週あたりのペース目安を表示します。月次目標づくり、粗利ノルマを商品点数に落とす作業、「その個数は本当に売れる量か」の妥当性チェックに使えます。
計算は3ステップ。稼ぐべき総額を出し、1個あたりの利益で割り、小数を切り上げます。
切り上げるのは、商品が0.4個では売れないからです。166.7個は実務上「167個」で、166個では目標に届きません。四捨五入では未達の数字が出るため、あえて切り上げています。
逆算例①:1個利益500円・目標10万円・固定費0円
総額=100,000円。100,000÷500=200個。1日あたり=200÷30=6.67→約7個、1週あたり約47個です。
逆算例②:1個利益300円・目標10万円・固定費2万円
総額=120,000円。120,000÷300=400個。同じ目標10万円でも、固定費2万円が加わり1個利益が200円下がるだけで、必要個数は200個から400個へ倍増します。1日あたり約13個。薄利の商品ほど固定費の影響が個数に増幅されるのがこの式の要点です。
縦軸が1個の利益、横軸が「目標利益+固定費」。各セルは実際の式(割って切り上げ)で出した月間の必要販売数です。
| 1個の利益 | 3万円 | 5万円 | 10万円 | 20万円 |
|---|---|---|---|---|
| 200円 | 150個 | 250個 | 500個 | 1,000個 |
| 300円 | 100個 | 167個 | 334個 | 667個 |
| 500円 | 60個 | 100個 | 200個 | 400個 |
| 1,000円 | 30個 | 50個 | 100個 | 200個 |
| 3,000円 | 10個 | 17個 | 34個 | 67個 |
表を上下に見比べると、1個あたりの利益を200円から1,000円へ上げるだけで必要販売数は5分の1です。個数を増やす努力と1個の利益を上げる努力では、目標への効き方がまったく違います。
月の個数は実感が湧きにくいため、30日で割った1日・1週あたりも同時に出ます。下は主な必要販売数を実際の式(÷30の四捨五入、÷30×7の四捨五入)で計算した値です。
| 月間の必要販売数 | 1日あたり | 1週あたり |
|---|---|---|
| 60個 | 約2個 | 約14個 |
| 100個 | 約3個 | 約23個 |
| 200個 | 約7個 | 約47個 |
| 334個 | 約11個 | 約78個 |
| 400個 | 約13個 | 約93個 |
| 1,000個 | 約33個 | 約233個 |
1日あたりは四捨五入した目安なので、「1日◯個×30日」が必要販売数にぴったり一致しないことがあります。200個なら1日約7個で7×30=210個と少し多め、334個なら1日約11個で11×30=330個とわずかに足りません。ペースの感覚をつかむ数字として扱ってください。土日だけ稼働する副業なら、1週あたりを2で割れば1稼働日ぶんの目標です(週47個なら1日24個)。
数字が出たら「今の売れ方の何倍か」を先に確認します。先月40個で必要販売数が200個なら5倍。5倍は工夫では届かない差なので、目標か商品構成を変えるほうが筋が通ります。打ち手は次の3つです。
1個あたりの利益を正しく作るには、手数料を引いた後の残りを出すAmazon販売の利益率計算機で1商品ぶんを計算し、その値をここへ持ち込むのが確実です。発送方法で迷うなら送料込みの総額比較ツールで総額差を先に確認すると、見積りがぶれません。
Q. 損益分岐点の販売数を知りたいときは?
A. 目標利益を0円にして固定費だけを入れます。固定費20万円・1個利益800円なら200,000÷800=250個。これが赤字を出さない最低ラインです。
Q. 商品の種類がバラバラで、1個あたりの利益が一定ではありません。
A. 直近1〜2ヶ月の「利益合計÷販売個数」で平均利益を出して入力します。単価帯が大きく違う商品が混ざるなら、帯ごとに2回計算して足すほうが精度が上がります。
Q. 売上目標しか決まっていない場合は使えますか?
A. 使えます。売価×利益率で1個あたりの利益に直してから入力してください。売価2,000円で利益率20%なら1個400円。売価をそのまま入れると必要個数が実態より大幅に小さく出ます。
Q. 自分の人件費は固定費に入れるべき?
A. 会社なら人件費は固定費です。個人で自分だけが作業するなら目標利益がそのまま報酬になるため、二重計上を避けて固定費には入れないのが一般的です。「時給いくらの労働か」を知るには、必要販売数×1個の作業時間で総時間を出し、目標利益を割ってみてください。
Q. 1日あたりの目安どおりに毎日売る必要がありますか?
A. 単純な30日平均なので必要はありません。定休日や週末偏重といった波があるなら、月間の必要販売数を実稼働日数で割り直すほうが実用的です。