被安打と対戦打者数から投手の被打率を割り出す
一般的な定義に基づく計算です。リーグ・大会の規定をご確認ください。
被打率は「投手がどれだけ安打を打たれにくいか」を表す指標で、打者の打率とまったく同じ式を投手側(打たれた側)から見たものです。ところが投手成績の欄には「被打数」が載っていないことが多く、対戦打者数から自分で逆算する必要があります。このツールは、被安打・対戦打者・与四球・与死球・犠打・犠飛を入れるだけで被打数を自動で求め、被打率を「.235」の3桁表記と「2割3分5厘」の割分厘表記の両方で表示します。プロ野球の成績分析はもちろん、草野球のスコアラーやチームの記録係が投手の防御率以外の顔を知りたいときに便利です。
式は2段階です。まず被打数=対戦打者−与四球−与死球−犠打−犠飛。打者の「打数」が打席から四死球・犠打・犠飛を除いて数えるのと同じ理屈で、投手側から見た相手の打数を求めます。次に被打率=被安打÷被打数。これは打率=安打÷打数と完全に同じ形です。
計算例:被安打110・対戦打者520・与四球35・与死球5・犠打8・犠飛4
被打数=520−35−5−8−4=468。被打率=110÷468=0.2350…→.235(2割3分5厘)。野球の慣習に従い、1未満の率は頭の0を省いて小数3桁で表記します。
なお、打撃妨害や走塁妨害による出塁も厳密には打数から除かれますが、件数がごくわずかなため本ツールでは省略しています。規定投球回や表彰の扱いなど、規定や表記はリーグ・大会で異なる場合があります。
Q. 被打率と防御率はどう違いますか?
A. 防御率は「9イニングあたり何点取られるか」で失点の結果を見る指標、被打率は「打たれにくさ」そのものを見る指標です。味方の守備や残塁のめぐり合わせに左右されにくいぶん、被打率は投手個人の支配力を測る材料として使われます。
Q. 成績表に被打数が載っていないのですが?
A. 多くの成績表は対戦打者数までしか載せていません。その場合は「対戦打者−与四球−与死球−犠打−犠飛」で被打数を逆算します。このツールはまさにその手順を自動化したものなので、載っている数字をそのまま入れれば大丈夫です。
Q. 被打率はどのくらいなら良い数字ですか?
A. リーグ全体の打率が.250前後になることが多いため、被打率.250はほぼ平均的、.220以下なら一流クラス、.200を切ればリーグ屈指の打たれにくさが目安です。草野球では打高投低になりやすいので、リーグ内での相対比較がおすすめです。