フロント÷リアのギア比と1回転で進む距離を計算
一般的な定義に基づく計算です。大会規定をご確認ください。
自転車のギアは「重い・軽い」と感覚で語られがちですが、数値にすると比較や記録がぐっとしやすくなります。ギア比はフロント(チェーンリング)の歯数をリア(スプロケット)の歯数で割った値で、ペダルを1回転させたときにホイールが何回転するかを表します。さらにタイヤ周長を掛けると、ペダル1回転で自転車が実際に何メートル進むか(展開長・ゲイン)が分かります。このツールはフロント歯数・リア歯数・タイヤ周長を入れるだけで、ギア比と展開長を同時に計算します。ロードバイクのギア選び、ピスト(固定ギア)のセッティング、平地と登坂で使うギアの比較などに役立ちます。
ギア比=フロント歯数÷リア歯数で求めます。ギア比が大きいほど「重い」ギアで、1回転で遠くまで進みますが踏む力が要ります。ギア比が小さいほど「軽い」ギアで、進む距離は短い代わりに軽く回せます。1回転で進む距離(展開長)=ギア比×タイヤ周長÷1000(m)。周長はmmで入力するので、1000で割ってメートルに直しています。
計算例①:フロント50T・リア14T・周長2100mm
ギア比=50÷14=約3.57。展開長=3.57×2100÷1000=約7.50m。ペダルを1回転させると自転車が約7.5m進む、平地巡航向きの重めのギアです。
計算例②:フロント34T・リア28T・周長2100mm
ギア比=34÷28=約1.21。展開長=1.21×2100÷1000=約2.55m。1回転で約2.5mと短く、急な坂を軽く登るためのギアです。
ギア比が大きい「重いギア」は、平地や下り、追い風でスピードを乗せたいときに向きます。1回転で進む距離が長いので、少ないペダル回転で速く走れます。逆にギア比が小さい「軽いギア」は、登り坂や向かい風、発進時に向きます。踏む力が少なくて済むぶん、脚への負担を抑えて一定のペースを保てます。登坂では無理に重いギアで踏まず、比を下げて(フロントを小さく、またはリアを大きく)ケイデンス(ペダル回転数)を保つのが疲れにくいコツです。
Q. ギア比が大きいと重い・小さいと軽い、で合っていますか?
A. はい。ギア比(フロント÷リア)が大きいほど1回転で進む距離が長くなり、踏む力が要る「重い」ギアです。小さいほど軽く回せて登坂向きです。数値で比べると自分のギアの傾向が把握しやすくなります。
Q. タイヤ周長はどう調べればいいですか?
A. 700×23Cで約2096mm、700×25Cで約2105mm、700×28Cで約2136mmが一般的な目安です。正確に測るなら、バルブの位置に印を付けて自転車を1回転ぶんまっすぐ転がし、印から印までの距離を測ると実測周長が得られます。
Q. 展開長(ゲイン)とギア比はどう違いますか?
A. ギア比はホイールが何回転するかという「倍数」で、タイヤの大きさは関係しません。展開長はそこにタイヤ周長を掛けて、実際に何メートル進むかを表したものです。ホイール径が違う自転車どうしを比べるときは展開長で見ると実走感覚に近くなります。