生地サイズと型紙サイズから取れる枚数
長方形配置の単純計算です。柄の向きや曲線パーツは別途余裕を見てください。
「この生地を買えば、マスクは何枚作れるんだろう」「バザーに30個出したいけど、生地は1mで足りる?」——ハンドメイドや洋裁をしていると、こうした"面付け(生地からパーツを何枚取れるか)"の見積もりに毎回悩まされます。とくにマスク・巾着・コースター・ポーチといった小物を量産するときは、生地を買う前に取れる枚数がわからないと、足りずに買い足したり、逆に大量に余らせたりしがちです。このツールは、生地のサイズと型紙(パーツ)のサイズ・間隔を入力するだけで、その生地から何枚取れるかを瞬時に計算します。フリマ出品用の量産、園グッズの一括制作、余り布の活用計画など、生地を無駄なく使い切りたいすべての場面で役立ちます。
このツールは、パーツを規則正しく格子状に並べる「単純面付け」で枚数を算出します。まず1つのパーツが占める幅・高さに間隔を足し、それで生地を割った"整数部分"が並ぶ数になります。端数(割り切れずに余る部分)は1枚として取れないため切り捨てるのがポイントです。
計算例1:正方形パーツ(マスク・コースター)
生地110×100cm、型紙18×18cm、間隔1cmの場合。横は 110÷(18+1)=110÷19=5.78… → 5列。縦は 100÷19=5.26… → 5段。取れる枚数は 5×5=25枚。使用率は 25×18×18÷(110×100)=8100÷11000=約73.6%、ロス率は約26.4%です。正方形なので90度回転しても結果は変わりません。
計算例2:長方形パーツ(回転で枚数が増える例)
生地110×100cm、型紙25×15cm、間隔1cmの場合。そのままの向きでは、横 110÷26=4.2→4列、縦 100÷16=6.25→6段で 4×6=24枚。90度回転すると、横 110÷16=6.8→6列、縦 100÷26=3.8→3段で 6×3=18枚。この場合は回転しない方が多く、24枚が採用されます。このように長方形パーツは向きで枚数が変わるため、本ツールは両方を計算して多い方を自動表示します。
| パーツ例 | 裁断寸法 | 横×縦 | 100cmで取れる枚数 |
|---|---|---|---|
| コースター | 12×12cm | 8×7 | 約56枚 |
| 立体マスク(大人) | 18×18cm | 5×5 | 約25枚 |
| 巾着(給食袋) | 22×28cm | 4×3 | 約12枚 |
| レッスンバッグ表布 | 32×44cm | 3×2 | 約6枚 |
※上表は間隔1cm・単純格子配置の概算です。柄合わせや縫い代の取り方で実際の枚数は前後します。あくまで買う前の目安としてご利用ください。
Q. 間隔/縫い代には何を入れればいい?
A. パーツとパーツの間に確保したい余白です。型紙に縫い代を含めていない場合は、その分(一般に1辺1cm前後)を入れてください。ロックミシンで端処理をするなら少なめ、ほつれやすい生地なら多めが安心です。迷ったら1cmが標準です。
Q. 90度回転すると枚数が変わるのはなぜ?
A. 型紙が長方形だと、縦横のどちらを生地幅に沿わせるかで割り切れ方が変わり、取れる枚数が増減します。本ツールは両方の向きを計算し、多く取れる方をメインに、両者の枚数を内訳に表示します。
Q. 柄物の生地でもこの枚数どおり取れる?
A. 一方向プリントや上下のある柄は、90度回転配置が使えず枚数が減ることがあります。また大きな柄を中央に合わせたい「柄合わせ」をすると、さらにロスが増えます。柄物は表示枚数より1〜2割多めに生地を見ておくと安心です。
Q. 使用率・ロス率はどう活用する?
A. 使用率は生地をどれだけ有効に使えているかの目安です。ロス率が高い(40%超など)ときは、間隔を詰める、パーツの向きを変える、余白に小さいパーツを入れ子にする、といった工夫で改善できることがあります。
Q. 曲線や変形パーツはどう見積もる?
A. このツールはパーツを長方形とみなして計算します。円や曲線パーツは、その外接する長方形(縦横の最大寸法)で入力してください。実際には隙間ができるので、そこに小さなパーツを詰めれば歩留まりを上げられます。