正方形の布から作れるテープの長さ
連続バイアス(筒状に縫って螺旋カット)前提の理論値です。端の処理で多少減ります。
「手持ちのハギレでバイアステープを作りたいけれど、何メートル取れるのか見当がつかない」「ポーチの縁取りに2m必要だけど、どのくらいの布を用意すればいい?」——このツールは、そんな洋裁・手芸の場面で使う計算機です。正方形の布の一辺と、作りたいテープの裁断幅を入力するだけで、連続バイアス(布を筒状に縫って螺旋状にカットする方法)で何メートル分のテープが取れるかを表示します。逆に、目標の長さから必要な布の大きさを逆算する目安にも使えます。市販のバイアステープを買い足す前に、まず手元の布で足りるかどうかをサッと確認したい人に向いています。
連続バイアスでは、布のほぼ全面を細い帯として斜めに切り出すため、取れるテープの総延長は「布の面積を帯の幅で割った値」にほぼ等しくなります。式にすると次の通りです。
取れる長さ(cm) = (一辺 × 一辺) ÷ 裁断幅 → 100で割って m に換算
計算例1:一辺50cmの正方形を裁断幅4cmで裁つ場合。面積は 50×50=2500cm²。これを4で割ると 2500÷4=625cm、つまり 約6.3m のテープが取れます。四つ折りにすると完成幅は 4÷4=約1cm です。
計算例2:一辺30cmのハギレを裁断幅2.5cmで裁つ場合。30×30=900cm²、900÷2.5=360cm=約3.6m。細い幅ほど同じ布から長く取れることが分かります。
逆算も同じ式から導けます。長さ L(cm) を裁断幅 w(cm) で作りたいなら、必要な一辺は √(L × w) cm。たとえば1m(100cm)を幅4cmで作るには √(100×4)=√400=20cm角が目安です。完成幅は四つ折りの場合「裁断幅 ÷ 4」で概算できます。
正方形の一辺と裁断幅ごとの、取れる長さの理論値です。実際は端の処理などで数%短くなるため、少し多めに見ておくと安心です。
| 布の一辺 | 裁断幅2.5cm | 裁断幅4cm | 裁断幅5cm |
|---|---|---|---|
| 20cm角 | 約1.6m | 約1.0m | 約0.8m |
| 30cm角 | 約3.6m | 約2.3m | 約1.8m |
| 40cm角 | 約6.4m | 約4.0m | 約3.2m |
| 50cm角 | 約10.0m | 約6.3m | 約5.0m |
| 70cm角 | 約19.6m | 約12.3m | 約9.8m |
Q. 50cm角の布で何メートル取れますか?
A. 裁断幅4cmなら約6.3m、幅2.5cmなら約10m、幅5cmなら約5mが目安です。幅が細いほど長く取れますが、細すぎると縫いにくくなるため用途に合わせて選びましょう。
Q. 裁断幅と完成幅(仕上がり幅)の違いは?
A. 裁断幅は布を帯状に裁つときの幅、完成幅は両端を折り込んだあとの見た目の幅です。四つ折りバイアス(両端を中央に折り、さらに半分に折る)なら完成幅は裁断幅の約1/4になります。仕上がり1cmが欲しければ裁断幅4cmが目安です。
Q. なぜ布目に対して斜め(45度)に裁つのですか?
A. 布目に対して45度=バイアス方向は程よく伸びるため、カーブや角にもシワなく沿わせられます。まっすぐ(地の目)に裁った帯だと曲線でつれてしまいます。この伸縮性こそバイアステープの本質です。
Q. 長方形のハギレしかありません。使えますか?
A. このツールは正方形前提です。長方形の場合は、取れる正方形の一辺(短い辺)を入力すると安全側の目安になります。残りの帯部分からも多少は取れますが、つなぎ目が増える点に注意してください。
Q. つなぎ目の本数は何を表していますか?
A. 螺旋状に1本のテープとして切り出す際、布を1周するごとに生じる継ぎ目のおおよその数です。数が多いほど縫い代の処理や柄合わせの手間が増える目安として見てください。