計算式
必要量(kg) = 面積(㎡) × 施用量(kg/㎡)
袋数 = 必要量(kg) ÷ 1袋の重さ(kg) を切り上げ
施用量の目安(プリセット)
| 資材 | 目安の施用量 |
|---|---|
| 堆肥(牛ふん・バーク等) | 2〜3 kg/㎡ |
| 腐葉土・土壌改良材 | 3〜5 kg/㎡ |
| 化成肥料(元肥) | 0.1〜0.15 kg/㎡(100〜150g) |
| 苦土石灰(酸度調整) | 0.1〜0.2 kg/㎡(100〜200g) |
※ 上記は一般的な家庭菜園・花壇での目安です。作物・土質・製品によって適量は大きく変わります。実際の施用量は肥料袋・製品の表示や、お住まいの地域・JA・専門家の指導を必ず優先してください。本ツールは概算の目安であり、施肥設計を保証するものではありません。やりすぎ(肥料焼け・生育障害)に注意。
面積の単位換算
1坪 ≈ 3.31㎡ / 1畳 ≈ 1.62㎡ / 1a(アール)= 100㎡ / 1反 ≈ 991.7㎡
「1㎡あたり2kg」と書かれた袋を手に取ったものの、うちの畑が何㎡あるかも、何袋要るかも分からない——最初につまずくのはこの一点です。このツールは面積(㎡)と1㎡あたりの施用量(kg/㎡)を掛け算して必要な総量を出し、袋1袋の重さを入れておけば切り上げ後の袋数まで表示します。よく使う資材については、ボタンひとつで施用量が入るプリセットも用意されています。数字は単純な掛け算ですが、用意する量を決めるうえでは単位の読み替え・まき残し・運搬の重さといった落とし穴があります。この記事ではその辺りを順に整理します。
まく範囲の広さを平方メートルで入力します。畝(うね)単位なら「畝の長さ(m)×幅(m)×本数」で出せます。長さ5m・幅0.6mの畝が4本なら 5×0.6×4=12㎡です。坪や畳、アールで示された区画は、下の換算メモで平米に直してから入れます。通路や植えない部分を含めるかどうかで結果はかなり変わるため、実際に資材をまく面だけを拾うのがコツです。
1㎡に何kgまくかを指定します。プリセットは「堆肥 少なめ 2kg/㎡」「堆肥 多め 3kg/㎡」「腐葉土 4kg/㎡」「化成肥料(元肥) 0.125kg/㎡」「苦土石灰 0.15kg/㎡」の5つで、押すと入力欄に値が入ります。これらは計算をすぐ試すための出発点にすぎません。実際にまく量は、使う製品の表示や、栽培する作物、土の状態によって変わります。必ず購入した製品の袋に書かれた使用方法を確認し、そちらを優先してください。数字を手入力すれば任意の値でも計算できます。
買う予定の製品1袋が何kg入りかを入れると、必要な袋数を切り上げで表示します。空欄や0でも総量の計算はできます。初期値は20kgです。
例1:12㎡の菜園に堆肥を2kg/㎡ 12 × 2 = 24kg。20kg入りの袋なら 24÷20=1.2 を切り上げて2袋です。1袋では4kg足りず、2袋なら16kg余ります。袋物では割り切れないのが普通なので、余り分の使い道まで考えておくと無駄が出ません。
例2:20㎡の畑に堆肥を3kg/㎡ 20 × 3 = 60kg。15kg袋なら4袋、20kg袋なら3袋、40kg袋なら2袋。同じ60kgでも袋の規格で買う個数が変わります。総重量60kgは、成人男性が一度に運ぶには重い部類です。
例3:製品表示が「g」の場合 「100g/㎡」とあれば、1kg=1,000gなので0.1と入力します。「50g/㎡」なら0.05です。直し忘れると1,000倍の量になるため、入力欄の単位が「kg/㎡」であることを毎回確かめてください。
プリセットの施用量をそのまま使った場合の総量です。計算結果であり、推奨量ではありません。
| 面積 | 2kg/㎡ | 3kg/㎡ | 4kg/㎡ | 0.125kg/㎡ | 0.15kg/㎡ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1㎡ | 2kg | 3kg | 4kg | 0.13kg | 0.15kg |
| 5㎡ | 10kg | 15kg | 20kg | 0.63kg | 0.75kg |
| 10㎡ | 20kg | 30kg | 40kg | 1.25kg | 1.5kg |
| 20㎡ | 40kg | 60kg | 80kg | 2.5kg | 3kg |
| 50㎡ | 100kg | 150kg | 200kg | 6.25kg | 7.5kg |
| 100㎡(1a) | 200kg | 300kg | 400kg | 12.5kg | 15kg |
総量が同じでも、袋の規格で買う個数と運ぶ回数は変わります(切り上げ)。
| 面積 | 必要量 | 15kg袋 | 20kg袋 | 40kg袋 |
|---|---|---|---|---|
| 5㎡ | 15kg | 1袋 | 1袋 | 1袋 |
| 10㎡ | 30kg | 2袋 | 2袋 | 1袋 |
| 20㎡ | 60kg | 4袋 | 3袋 | 2袋 |
| 50㎡ | 150kg | 10袋 | 8袋 | 4袋 |
| 100㎡(1a) | 300kg | 20袋 | 15袋 | 8袋 |
掛け算で出るのは「均一にまいたときの理論値」です。畑では次の目減りが起きるため、用意する量は少し多めに構えておくと作業が止まりません。
一方で、多ければ良いというものでもありません。入れすぎが土や作物に好ましくない場合もあるため、「余裕をみる」のは買う量の話にとどめ、1㎡あたりにまく量は製品表示の範囲を守るのが基本です。
Q. プランターや鉢でも使えますか?
A. 表面の面積を㎡に直せば同じ式で計算できます。65cm×20cmのプランター1個は約0.13㎡で、面積としてはごく小さい値です。土の容量(L)で考えたいときは プランターの土の量の計算(容器サイズから土の量を出す専用ツール)が向いています。
Q. 家庭のコンポストで作った堆肥にも、この計算は使えますか?
A. 量の計算としては使えます。ただし自家製の堆肥は原料も仕上がりも一定ではないため、市販品向けの目安をそのまま当てはめられるとは限りません。分解が十分に進んでいない有機物を植物のそばに入れると生育に影響が出る場合があるとされますが、これも原料・温度・期間などの条件によって変わります。心配なときは一部の区画で少量から試すなど、慎重に進めてください。
Q. 生ごみを堆肥化するときに気をつけることは?
A. 虫やにおいの出方は、水分・気温・投入するものの種類・容器の管理状況などで大きく変わり、一概には言えません。設置場所は隣家との距離や風向きに配慮して選び、気になり始めたら早めに管理方法を見直すのが穏当です。生ごみや堆肥を扱ったあとは石けんで手を洗う、手袋を使うといった衛生上の注意も守ってください。生ごみの分別方法やコンポスト容器への助成、家庭での処理に関するルールは自治体ごとに異なります。お住まいの自治体の案内を必ず確認してください。
Q. 袋が中途半端に余ります。どうすれば?
A. 切り上げで買う以上、余りは前提です。次のシーズンや別の区画に回すなど使い道を想定しておきましょう。保管は袋の口を閉じ湿気の少ない場所へ(保管方法も製品表示に従ってください)。
Q. プリセットの数字と、買った製品の表示が違います。
A. 製品の表示を優先してください。プリセットは計算をすぐ試すための出発点で、製品ごとの推奨量を代表するものではありません。表示の値を施用量の欄に手入力すれば、その条件で計算し直せます。
Q. 苗の本数も同時に知りたいのですが。
A. 面積と株間から本数を出す 株間から必要な苗・種の数 が別にあります。こちらは「まく資材の重さ」、あちらは「植える株の数」という住み分けです。