目安としてご利用ください。
「同じ豆を使っているのに、淹れるたびに味が薄かったり濃かったりする」——これは、粉とお湯の量を毎回目分量で決めているのが原因のことがほとんどです。コーヒーの味を決める要素のうち、家庭で一番コントロールしやすいのが「粉:お湯の比率」です。この比率さえ固定すれば、豆が変わっても、杯数が増えても、同じ濃さのコーヒーを安定して淹れられます。
このツールは、飲みたい杯数と好みの濃さを選ぶだけで、必要なコーヒー粉(豆)の量とお湯の量を自動で計算します。ハンドドリップを始めたばかりの方、来客用に4〜5杯まとめて淹れたい方、キッチンスケールを使い始めて分量を数字で管理したい方に向いています。
計算はいたってシンプルで、次の2ステップです。
計算例1:2杯・標準(1:15)
お湯は 2×150=300ml。粉は 300÷15=20g。メジャースプーン1杯を約10gとすると、ちょうど2杯ぶんです。もっとも基本になる分量で、初めての1杯はこの組み合わせから始めると失敗が少なくなります。
計算例2:4杯・濃いめ(1:13)
お湯は 4×150=600ml。粉は 600÷13=約46g。同じ600mlでも標準(1:15)なら 600÷15=40g なので、濃いめにすると粉が6gほど増えます。この6gの差が「しっかりした飲みごたえ」を生みます。逆に薄めが好みなら 600÷16=約38g です。
なお内訳の「抽出量の目安」は、注いだお湯の一部を粉が吸うぶんを差し引き、総湯量のおよそ9割で表示しています(粉の量や挽き目で前後します)。
| 杯数 | お湯 | 薄め 1:16 | 標準 1:15 | 濃いめ 1:13 |
|---|---|---|---|---|
| 1杯 | 150ml | 約9g | 10g | 約12g |
| 2杯 | 300ml | 約19g | 20g | 約23g |
| 3杯 | 450ml | 約28g | 30g | 約35g |
| 4杯 | 600ml | 約38g | 40g | 約46g |
| 5杯 | 750ml | 約47g | 50g | 約58g |
グラム数は四捨五入した概算です。実際の1杯量やカップの大きさによって前後するため、目安としてご覧ください。
A. 粉:お湯が1:15〜1:16あたりが多くの人にとって飲みやすいとされ、よく黄金比と呼ばれます。米国スペシャルティコーヒー協会などが示す推奨範囲もこの近辺に収まります。絶対的な正解ではなく、あくまで出発点の目安と考えてください。
A. 1杯=150mlで計算しています。これはドリップ用の一般的な1杯の目安ですが、メーカーやカップの大きさで前後します。大きめのマグで飲むなら杯数を多めに入力して調整してください。
A. 注いだお湯の一部を粉が吸い込んで保持するためです。カップに落ちる量は注いだお湯より少なくなり、目安として総湯量の約9割で表示しています。粉が多いほど吸水も増えるので、実際の抽出量はさらに少なめになることがあります。
A. すりきり1杯を約10gとして計算しています。ただしメーカーによって1杯8g〜12gと幅があり、また同じスプーンでも豆と粉、浅煎りと深煎りで重さが変わります。正確に決めたい場合はキッチンスケールでの計量が確実です。
A. 最初に変えるのは「濃さ(比率)」です。薄いと感じたら1:15→1:13、濃すぎたら1:15→1:16へ。それでも好みに届かなければ、次に挽き目(細かくすると濃く出やすい)やお湯の温度を微調整すると、原因の切り分けがしやすくなります。
なお、ここで示す比率や分量はあくまで一般的な目安であり、味の好みには大きな個人差があります。豆の焙煎度・鮮度・挽き目、器具、水の質によっても最適値は変わります。本ツールの計算結果は絶対的な正解ではなく調整の出発点としてご利用いただき、最終的にはご自身の好みに合わせて微調整してください。