お酒が抜けるまでの時間と酔いの目安
⚠️ 飲酒運転は絶対にやめてください。本ツールは娯楽・学習目的の概算で、酔いの判定や運転可否の判断には使えません。目安としてご利用ください。
「もう2杯飲んだけど、今どれくらい酔っているんだろう」「明日の朝までにお酒は抜けるだろうか」――飲み会の途中や帰宅後、ふとそんな不安がよぎることは誰にでもあります。体感の「酔い」は当てになりにくく、シラフのつもりでも体内にはまだアルコールが残っていることが少なくありません。このツールは、飲んだお酒の純アルコール量・体重・性別・飲み始めからの経過時間を入力するだけで、現在の血中アルコール濃度(BAC)の目安、酔いの程度の区分、そしてお酒がほぼ分解されるまでのおおよその時間を表示します。お酒との付き合い方を見直したい人、自分のペースを把握しておきたい人、二日酔いを避けたい人に役立つ概算ツールです。なお本ツールは学習・娯楽目的の概算であり、医学的な判定や運転可否の判断には使えません。⚠️ 飲酒運転は法律で固く禁じられています。最終的な判断は必ず公的機関や医師など専門家にご確認ください。
入力欄は4つです。それぞれの意味と、迷いやすいポイントを押さえておきましょう。
このツールは、広く使われる「ウィドマーク式」をもとにした次の式で血中アルコール濃度を求めています。
BAC(%)= 純アルコール量(g) ÷(体重kg × 水分係数)÷ 10 − 0.015 × 経過時間(h)
前半の「純アルコール量÷(体重×係数)÷10」が体内に取り込まれた直後の最大濃度、後半の「0.015×経過時間」が時間とともに肝臓で分解されていく分です。アルコールの分解速度はおおむね1時間あたり0.015%として計算しています。結果がマイナスになる場合は0%として扱います。具体例で確認しましょう。
【例1】体重60kgの男性が、ビール中瓶1本(純アルコール20g)を飲んで1時間後
20 ÷(60×0.7)÷ 10 = 20 ÷ 420 ÷ 10 = 約0.0476%。ここから分解分 0.015×1=0.015% を引くと、約0.033%。爽快期の上限あたりで、まだ体内にはしっかりアルコールが残っている状態です。
【例2】体重50kgの女性が、日本酒2合(純アルコール約44g)を飲んで2時間後
44 ÷(50×0.6)÷ 10 = 44 ÷ 300 ÷ 10 = 約0.0147%。これが摂取直後の最大濃度です。ここから分解分 0.015×2=0.03% を引くと計算上はマイナスになるため、ツールでは0%(ほぼシラフ)と表示されます。ただし分解には個人差が大きく、お酒に弱い体質ではこの時間でも体内にアルコールが残っていることがあります。同じ44gでも体重・性別・経過時間が違えば結果は大きく変わります。
代表的なお酒1杯あたりの純アルコール量の目安です(量(mL)×度数(%)×0.8で算出)。複数飲んだ場合は足し算してツールに入力してください。
| お酒の種類 | 量・度数 | 純アルコール量 |
|---|---|---|
| ビール(中瓶/ロング缶) | 500mL・5% | 約20g |
| 缶チューハイ(ストロング系) | 500mL・9% | 約36g |
| 日本酒 | 1合 180mL・15% | 約22g |
| ワイン(グラス) | 120mL・12% | 約12g |
| 焼酎(ロック) | 90mL・25% | 約18g |
| ウイスキー(シングル) | 30mL・40% | 約10g |
血中アルコール濃度がどの段階にあるかの一般的な区分です。ツールの「酔いの程度の目安」もこの基準で判定しています。あくまで平均的な目安で、同じ濃度でも体質や体調で感じ方は大きく異なります。
| BAC(%) | 区分 | 主な状態の目安 |
|---|---|---|
| 0.02〜0.04 | 爽快期 | 陽気になる・皮膚が赤くなる |
| 0.05〜0.10 | ほろ酔い期 | 理性がゆるむ・体温上昇・脈が速まる |
| 0.11〜0.15 | 酩酊初期 | 千鳥足・気が大きくなる・同じ話の繰り返し |
| 0.16〜0.30 | 酩酊期 | まっすぐ歩けない・吐き気・呼吸が速い |
| 0.31以上 | 泥酔期〜 | 立てない・意識混濁。0.4%超は命に関わる危険水準 |
Q. 計算上ゼロになったら運転してもいいですか?
A. いいえ、絶対にやめてください。分解速度には体質・体調・年齢・服薬などで大きな個人差があり、計算でゼロになっても実際には体内にアルコールが残っていることがあります。道路交通法では呼気中アルコール0.15mg/L以上で酒気帯び運転となり、量にかかわらず飲んだ日は運転しないのが大原則です。本ツールは運転可否の判断には一切使えません。
Q. 純アルコール量がどうしてもわかりません。
A. 「飲んだ量(mL)×度数(%)÷100×0.8」で求められます。0.8はアルコールの比重です。上の早見表に主要なお酒の目安を載せているので、近いものを足し合わせて入力すれば十分実用的です。
Q. 男女で結果が変わるのはなぜですか?
A. アルコールは体内の水分に溶けて広がります。女性は体重あたりの水分量が男性より少ない傾向があるため、同じ量を飲んでも濃度が高くなりやすく、係数が男性0.7・女性0.6と異なります。これは平均的な値で、個人差があります。
Q. 「完全に分解する総時間」はどう計算していますか?
A. 経過時間による分解を差し引く前の最大濃度を、分解速度0.015%/時で割って求めています。たとえばビール1本(20g・体重60kg男性)なら最大約0.048%、これを0.015で割って約3.2時間が目安です。あくまで平均的な概算で、実際はこれより長くかかる人も少なくありません。
Q. 「空きっ腹で飲むと酔いやすい」は本当ですか?
A. 本当です。胃に食べ物があると小腸への移動が緩やかになり、吸収のピークがなだらかになります。空腹時は短時間で血中濃度が跳ね上がりやすく、同じ量でも酔いが強く出ます。この式は最終的な濃度の目安を示すもので、吸収スピードの違いまでは反映していません。