変圧器(トランス)の容量(kVA)と電圧から、定格電流(A)を計算するツールです。単相・三相のどちらでも、配線サイズやブレーカー容量の検討に必要な電流値をすぐに求められます。
容量(kVA)は「電圧×電流」で表される皮相電力です。電流を求めるには容量を電圧で割り戻します。単相と三相で式が異なります。
例:三相50kVA・電圧200Vのとき、50×1000÷(200×1.732)=50000÷346.4≒144A。同じ50kVAでも単相200Vなら50000÷200=250Aになり、三相のほうが線電流が小さくなります。これは三相が3本の線で電力を分担して送るためです。
初期値の周辺で、二次側 電圧(縦)と容量(横)の2つを変えたときに二次側 定格電流がどう動くかを並べたものです。数値はこのページの計算式で実際に算出しています。
| 二次側 電圧(V) \ 容量(kVA) | 25kVA | 50kVA | 75kVA | 100kVA |
|---|---|---|---|---|
| 105V | 238.1 A | 476.2 A | 714.3 A | 952.4 A |
| 158V | 158.2 A | 316.5 A | 474.7 A | 632.9 A |
| 210V | 119.0 A | 238.1 A | 357.1 A | 476.2 A |
| 315V | 79.37 A | 158.7 A | 238.1 A | 317.5 A |
| 420V | 59.52 A | 119.0 A | 178.6 A | 238.1 A |
値は本ページの計算式で算出した目安です。実際の条件によって変わりますので、細かい条件は上の計算機に自分の数字を入れて確かめてください。
Q. kVAとkWは違うのですか?
A. kVAは皮相電力、kWは有効電力です。両者の比が力率で、kW=kVA×力率の関係があります。電流計算は電圧と皮相電力で決まるため、本ツールはkVAを使います。
Q. 一次側と二次側、どちらの電流が出ますか?
A. 入力した電圧側の電流が出ます。容量は一次・二次で共通なので、一次電圧を入れれば一次電流、二次電圧を入れれば二次電流が求まります。
Q. 三相の式に√3が出るのはなぜですか?
A. 三相電力は「√3×線間電圧×線電流」で表されるためです。線間電圧と相電圧の関係(√3倍)から導かれる係数で、三相回路の基本式です。