容量mAhと充電器のW数から充電時間の目安を計算
単純化した目安です。実際の条件でご確認ください。
「寝る前に充電し忘れた。出かけるまでの30分でどこまで充電できる?」——そんなとき、充電にかかる時間をパッと見積もれると便利です。このツールは、バッテリー容量(mAh)と充電器の出力(W)を入力するだけで、満充電までのおおよその時間を計算します。あわせて80%までの急速充電域の目安や、より大出力の充電器に替えた場合の短縮効果も一覧で確認できます。充電器の買い替えを検討している人、モバイルバッテリー選びで迷っている人にも役立つ計算です。
まずバッテリー容量をエネルギー量(Wh)に直します。スマホの電池の平均電圧はおよそ3.85Vなので、電力量(Wh)=容量(mAh)×3.85÷1000。次に、充電器の出力から実際に電池へ届くパワーを実効W=出力(W)×効率(%)÷100で求め、充電時間=電力量(Wh)÷実効Wで時間を出します。80%までの時間は「急速充電域は速い」ことを踏まえ、満充電時間の0.8×0.85倍を目安としています。
計算例①:4500mAh・20W充電器・効率85%
電力量=4500×3.85÷1000=約17.3Wh。実効パワー=20×0.85=17W。満充電時間=17.3÷17=約1.02時間=約61分。80%までは約42分の目安です。
計算例②:同じスマホを65W充電器で充電
実効パワー=65×0.85=55.25W。満充電時間=17.3÷55.25=約0.31時間=約19分。ただし実際のスマホは電池側が受け入れられる電力に上限があるため、大出力の充電器を使っても計算どおりには短くならないことがあります。
初期値の周辺で、充電効率(ロス込みの目安)(縦)と充電器の出力(横)の2つを変えたときに満充電までのおおよその時間がどう動くかを並べたものです。数値はこのページの計算式で実際に算出しています。
| 充電効率(ロス込みの目安)(%) \ 充電器の出力(W) | 10W | 20W | 30W | 40W |
|---|---|---|---|---|
| 43% | 4 時間 2 分 | 2 時間 1 分 | 1 時間 21 分 | 1 時間 0 分 |
| 64% | 2 時間 42 分 | 1 時間 21 分 | 54 分 | 41 分 |
| 85% | 2 時間 2 分 | 1 時間 1 分 | 41 分 | 31 分 |
| 100% | 1 時間 44 分 | 52 分 | 35 分 | 26 分 |
値は本ページの計算式で算出した目安です。実際の条件によって変わりますので、細かい条件は上の計算機に自分の数字を入れて確かめてください。
Q. 4500mAhのスマホは20W充電器で何分かかりますか?
A. 効率85%とすると約61分(約1時間)が目安です。80%までなら約42分。実際は残量や温度、機種側の制御によって前後します。
Q. なぜ80%を超えると充電が遅くなるのですか?
A. リチウムイオン電池は満充電に近づくほど電池への負担が大きくなるため、多くのスマホは終盤に意図的に電流を絞って電池を保護しています。そのため「80%までは速く、100%までは遅い」のが一般的な挙動です。このツールの満充電時間は単純計算の目安で、実際は終盤の減速分だけ長くかかることがあります。
Q. 大出力の充電器を買えば必ず速くなりますか?
A. 必ずしもそうではありません。充電速度はスマホ側が受け入れられる電力(機種ごとの上限)と充電器の出力の低い方で決まります。スマホの対応上限が20Wなら、65W充電器をつないでも20W分しか使われません。充電器選びでは自分の機種の対応W数を確認するのが先です。