実寸⇔図上の長さを縮尺から自動換算
目安としてご利用ください。
「1/150の図面で20mmの線は、実物だと何メートル?」「敷地の幅10mを1/100の図面に描くと何mm?」——縮尺の換算は、地図を読むとき、建築・土木の図面を引くとき、鉄道模型(Nゲージ1/150・HOゲージ1/80など)を作るとき、プラモデルの寸法を確認するときなど、意外と多くの場面で必要になります。頭の中で「150倍」「100で割る」を毎回やると桁を間違えやすいもの。このツールは縮尺の分母と長さを入れるだけで、実寸⇔図上の長さを瞬時に換算し、cm・m併記や逆方向の値、代表的な縮尺(1/100・Nゲージ1/150)への換算もまとめて表示します。
迷いやすいのは「方向」と「単位」です。分母が大きいほど実物は小さく描かれる(=図上の線は短くなる)ので、「実寸→図上」で値が大きく増えたら方向を間違えている可能性があります。単位はmm基準で計算していますが、入力も出力も同じ単位なら比率は変わらないので、考え方はcmやmでも同じです。
縮尺の計算は次の2式だけです。単位を揃えるのが大前提です。
計算例1:1/150のNゲージで実寸3000mm(3m)の車両長を図上に
図上 = 3000 ÷ 150 = 20mm。実車3mの長さは、模型上ではわずか20mm(2cm)になります。逆に図面の20mmの線は 20×150=3000mm=3m に戻ります。
計算例2:1/100の図面で図上45mmの壁が実物では何mか
実寸 = 45 × 100 = 4500mm = 4.5m。図面上で測った4.5cmの線は、実際には4.5mの壁ということです。
計算例3:地図1/25000で図上8cm(80mm)は実距離で何km
実寸 = 80 × 25000 = 2,000,000mm = 2,000m = 2km。地形図で測った8cmは、現地の約2kmに相当します。
| 縮尺 | 図上1mm=実寸 | 図上1cm=実寸 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 1/50 | 50mm(5cm) | 0.5m | 住宅の平面詳細図 |
| 1/80 | 80mm | 0.8m | HOゲージ(日本型) |
| 1/100 | 100mm(10cm) | 1m | 住宅の平面図全体 |
| 1/150 | 150mm | 1.5m | Nゲージ鉄道模型 |
| 1/200 | 200mm | 2m | 中規模建物の配置図 |
| 1/25000 | 25,000mm(25m) | 250m | 地形図(地理院) |
分母が大きいほど縮小率が高く(=実物が小さく描かれ)、図上の線は短くなります。1/100より1/200のほうが「より縮んでいる」と覚えておくと方向を間違えません。
Q. 縮尺1/150とはどういう意味ですか?
A. 実物の150分の1の大きさで表すという意味です。実寸1500mm(1.5m)のものは図上で10mmになります。鉄道模型のNゲージはこの1/150が代表的なスケールです。
Q. 縮尺の分母がどれか分かりません。
A. 「1/100」「1:50」のように表記される右側(分母側)の数字を入れます。表記がなくても、実寸と図上の長さが両方分かれば分母=実寸÷図上で逆算できます。例:実寸3000mmが図上20mmなら、3000÷20=150で1/150と分かります。
Q. 地図の縮尺から実際の距離(km)を出すには?
A. 地図上で測った長さ(mm)に分母を掛ければ実寸(mm)が出ます。それを1,000,000で割るとkmです。1/25000で図上4cm(40mm)なら、40×25000=1,000,000mm=1km。本ツールはm表示も併記するので、桁の確認に使えます。
Q. プリンターで縮小印刷したら縮尺はどうなりますか?
A. 「ページに合わせる」「90%縮小」などで印刷すると、図面上の縮尺は崩れます。たとえば1/100の図面を80%に縮めると実質1/125になります(100÷0.8)。図面を正確な縮尺で使いたいときは等倍(100%・実寸)で印刷してください。
Q. 縮尺と「縮図」「現尺」の違いは?
A. 1/1(原寸・現尺)は実物と同じ大きさ、1/1より小さい(分母が大きい)のが縮尺(縮図)です。逆に部品の拡大図など実物より大きく描く場合は2/1・5/1のように「倍尺」と呼びます。本ツールは縮小・拡大どちらの比率でも、分母に小さい値を入れれば計算自体は成立します。
本ツールの計算結果は換算の目安です。建築確認・測量・公的な図面など正確さが求められる場面では、必ず原図の記入寸法や公的機関(国土地理院など)の情報をご確認ください。