3段階制と一律単価プラン、どっちが安い?を月額で比較
概算の目安です。最終判断は各電力会社の正式な見積り・料金表や、FP等の専門家にご確認ください。
「新電力に乗り換えると安くなる」と聞いても、自分の使い方で本当に安くなるのかは、単価表を眺めるだけではわかりにくいものです。従来型の従量電灯プランは使用量に応じて単価が3段階で上がる仕組みが多く、一方で新電力には「基本料金0円+一律単価」のようなシンプルなプランがあります。このツールは、毎月の検針票(電気ご使用量のお知らせ)に載っている使用量(kWh)と各プランの料金設定を入力するだけで、両プランの月額・年間の差額を並べて比較できる無料シミュレーターです。年に数回あるかないかの「契約を切り替えるかどうか」という判断の、最初のあたり付けに使えます。
プランAの月額は基本料金+(最初の120kWh×第1段階単価)+(121〜300kWhの分×第2段階単価)+(300kWhを超えた分×第3段階単価)で計算します。プランBの月額は基本料金+使用量×一律単価です。差額はこの2つの月額の差で、年間差額は月差額×12として概算します。
計算例:月400kWh使用、プランA=基本900円・単価30円/36円/40円、プランB=基本0円・一律35円の場合
プランA=900+120×30+180×36+100×40=900+3,600+6,480+4,000=月14,980円。プランB=0+400×35=月14,000円。この条件ではプランBが月980円、年間では約11,760円お得という計算になります。一方、使用量が少ない家庭では第1・第2段階の安い単価だけで収まるため、3段階制のほうが安くなることもあります。損益が入れ替わる使用量があるのがこの比較のポイントです。
Q. 検針票のどの数字を入れればいいですか?
A. 「使用量」「ご使用量」として書かれているkWhの数字です。請求金額(円)ではない点に注意してください。紙の検針票がない場合も、電力会社の会員サイトやアプリの明細で毎月の使用量を確認できます。
Q. 計算結果と実際の請求額が違うのはなぜですか?
A. このツールは基本料金と従量料金だけを比べる単純化した概算で、燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金・各種割引・セット割・解約金などは含んでいません。特に燃料費調整額はプランや会社によって上限の有無が異なり、差額を大きく左右することがあります。
Q. 月によって使用量が大きく変わる場合はどう比較すればいいですか?
A. 電気は夏・冬に増える家庭が多いので、①年間平均、②最も多い月、③最も少ない月の3パターンで試すのがおすすめです。3段階制は使用量が多い月ほど高い単価の割合が増えるため、ピーク月だけ逆転することもあります。年間トータルで判断しましょう。