施工面積とロール幅から必要な長さを算出
材料の必要量の目安です。実際の商品規格・施工条件でご確認ください。
クッションフロアは巻き物(ロール)で売られる床材で、面積ではなく「幅◯m × 長さ◯m」というカタチで買います。だから店頭やネットの注文画面で必要になるのは平米数ではなく、何メートル切ってもらうかという数字。ところが部屋の面積をそのまま長さに読み替えるのは意外と間違えやすく、幅を掛け忘れて倍の量を買ってしまう、逆に切りしろを見ずに足りなくなる、といった失敗が起きます。この計算機は、施工面積・ロール幅・ロス率の3つから必要な長さをm単位で出します。トイレや洗面所の張り替え、子ども部屋の模様替え、賃貸のDIYなど、買う前の見当をつける段階で使ってください。
やっていることは2段階だけです。まず面積にロスを上乗せし、次にそれをロール幅で割って長さに直します。
例①:10㎡の部屋、幅1.82m、ロス10%
ロス込み面積=10×1.1=11.0㎡。長さ=11.0÷1.82=6.043… → 6.0m。約6mを1本で買う想定になります。
例②:16㎡の部屋を幅0.91mの商品で、柄合わせがあるのでロス15%
ロス込み面積=16×1.15=18.4㎡。長さ=18.4÷0.91=20.219… → 20.2m。幅が半分になると必要な長さは倍近くに伸びます。同じ部屋でも幅1.82mなら 18.4÷1.82=10.1m。幅の選び方で注文の長さが大きく変わることが分かります。
ロス率10%で計算した場合の長さです(この計算機と同じ式・同じ表示桁)。あくまで面積だけから割り出した理論値で、実際の割り付けは部屋の形で変わります。
| 施工面積 | ロス込み面積 | 幅1.82mなら | 幅0.91mなら |
|---|---|---|---|
| 4.5㎡ | 5.0㎡ | 2.7m | 5.4m |
| 6㎡ | 6.6㎡ | 3.6m | 7.3m |
| 8㎡ | 8.8㎡ | 4.8m | 9.7m |
| 10㎡ | 11.0㎡ | 6.0m | 12.1m |
| 12㎡ | 13.2㎡ | 7.3m | 14.5m |
| 15㎡ | 16.5㎡ | 9.1m | 18.1m |
| 20㎡ | 22.0㎡ | 12.1m | 24.2m |
施工面積10㎡・幅1.82mのまま、ロス率だけを変えたときの比較です。0%は「1mmも無駄が出ない」という現実には起こりにくい前提なので、必ず何%かは乗せて考えます。
| ロス率 | ロス込み面積 | 必要な長さ |
|---|---|---|
| 0% | 10.0㎡ | 5.5m |
| 5% | 10.5㎡ | 5.8m |
| 10% | 11.0㎡ | 6.0m |
| 15% | 11.5㎡ | 6.3m |
| 20% | 12.0㎡ | 6.6m |
| 30% | 13.0㎡ | 7.1m |
ロス率に決まった正解値はありません。次の要素が重なるほど大きめに取る、という考え方で調整してください。いずれも目安であり、実際に何%必要かは部屋と商品を見てご自身で判断することになります。
Q. 表示された長さちょうどを注文すればいいですか?
A. 計算値はあくまで面積から割り出した目安です。実際には、どの向きに何本の帯を並べるかという「割り付け」で必要な長さが決まります。例えば長さ2.6mの部屋に2本並べるなら、計算上の合計に関係なく最低5.2m+切りしろが要ります。注文前に、部屋の寸法と幅から何本取りになるかを紙に描いて確かめることをおすすめします。
Q. 部屋がL字型です。どう入力すればいいですか?
A. 長方形に分割してそれぞれの面積を足し、その合計を施工面積に入れます。ただし切り欠きが増えるぶんロスも増えるので、ロス率は長方形の部屋より高めに見ておくと安心です。
Q. 面積が分からず「6畳」しか手がかりがありません。
A. 畳数から平米への換算は、畳1枚の大きさが地域や物件で違うため幅が出ます。参考値としては6畳で約9.3〜10.9㎡。買う量を決める場面では、この幅がそのまま過不足につながるので、必ずメジャーで実測してください。
Q. 既存の床の上から重ねて張ってもいいですか?
A. 下地の状態や商品の仕様によって扱いが異なり、一律には言えません。既存床の種類、段差や凹凸の有無、使用する接着方法などで可否も手順も変わるため、商品の説明書・メーカーの案内に従って判断してください。判断に迷う場合は施工業者に相談するのが確実です。
Q. 余った分は取っておくべきでしょうか。
A. 同じ商品でも製造ロットが変わると色味が微妙に違うことがあります。将来の部分補修に備えるなら、少量を保管しておくと役立ちます。保管方法は商品の表示に従ってください。
Q. 幅1.82mと0.91m、どちらを選ぶべき?
A. 一般には、部屋の短辺を1枚でまたげる幅を選べば継ぎ目が減ります。一方で狭いトイレや洗面所、階段や廊下のように搬入・取り回しが難しい場所では、狭い幅のほうが扱いやすいこともあります。置き場所や作業スペースも含めて選んでください。
床まわりのDIYは、材料の売られ方によって計算の出口が変わります。役割が違うので使い分けてください。