計算結果は一般的な計算式による目安です。競技のルールや大会・用具の規定により実際とは異なる場合があります。
サッカーをはじめとするフィールド競技では、試合ごとの走行距離がスタッツとして残るようになりました。1試合分の数字は見慣れていても、それがシーズン全体でどれだけの距離になるのかは、意外と誰も計算していません。この計算機は1試合あたりの走行距離と試合数という2つの数字だけで、シーズンの総走行距離を出します。年間の活動量を数字で振り返る、チームメイトと比べてみる、来季の目標を立てる前に現状を把握する——そうした場面のための、シンプルな積算ツールです。少年団や社会人リーグ、部活動の記録づけにも使えます。
表示の桁数はサイト共通のルールに従います。100以上の値は整数に丸められ、100未満は小数第1位まで出ます。たとえば総距離が90kmなら「90.0km」、425.6kmなら四捨五入されて「426km」と表示されます。細かい端数まで確認したいときは、この記事の計算式で手計算してみてください。
式そのものは極めて単純です。難しいのは計算ではなく、どの数字を入れるかのほうです。
試算①:1試合10.5km・34試合フル出場
10.5 × 34 = 357km。100を超えているので表示も整数の「357km」になります。フルマラソン約8.5回分に相当する距離を、1シーズンで移動している計算です。
試算②:1試合7.5km・12試合出場
7.5 × 12 = 90km。この場合は100未満なので、画面には「90.0km」と小数第1位まで表示されます。出場時間が短めの選手や、試合数の少ないカテゴリではこの帯に収まることも多くなります。
試算③:1試合11.2km・38試合
11.2 × 38 = 425.6km。表示は四捨五入されて「426km」です。手元の記録と1km前後ずれることがあるのは、この丸め処理のためです。
よく使う組み合わせを、このツールと同じ掛け算で並べました(単位はkm、表示の丸め方も画面と揃えています)。自分の値がどのあたりに位置するのかの目安にどうぞ。
| 1試合 | 10試合 | 20試合 | 34試合 | 38試合 |
|---|---|---|---|---|
| 9.0km | 90.0 | 180 | 306 | 342 |
| 10.0km | 100 | 200 | 340 | 380 |
| 11.0km | 110 | 220 | 374 | 418 |
| 12.0km | 120 | 240 | 408 | 456 |
1試合あたりの差はわずか1kmでも、34試合積み上がると34kmの差になります。シーズン単位で見ると小さな違いが大きく開く、というのがこの表からいちばん読み取れることです。
逆算の表です。「累計100km」「累計1,000km」といったキリのよい数字を通過点として置くと、記録づけが続けやすくなります。値は目標距離 ÷ 1試合の距離を切り上げた試合数です。
| 1試合 | 100kmまで | 300kmまで | 500kmまで | 1,000kmまで |
|---|---|---|---|---|
| 9.0km | 12試合 | 34試合 | 56試合 | 112試合 |
| 10.0km | 10試合 | 30試合 | 50試合 | 100試合 |
| 11.0km | 10試合 | 28試合 | 46試合 | 91試合 |
| 12.0km | 9試合 | 25試合 | 42試合 | 84試合 |
Q. 「90分平均」が入力値とまったく同じなのはなぜ?
A. 1試合=90分という前提で表示しているためです。フル出場を基準にした値なので、入力した距離がそのまま出ます。実際の出場時間で割った値を知りたい場合は、手元で「試合の距離 ÷ 出場分数 × 90」を計算してください。
Q. 延長戦のある試合はどう扱えばいい?
A. 延長分だけ距離は伸びますが、このツールは試合数×平均距離の単純積算なので、延長を含めた実測の平均値を「1試合の走行距離」に入れるのが手軽です。トーナメントで延長が続いた年は、平均値そのものが上振れします。
Q. 計測データがないのですが、目安の数字を入れてもいいですか?
A. 構いません。ただし出てくるのは「その仮定の下での総距離」です。仮定を変えると結果も変わるので、9km・10km・11kmの3通りで試して幅として見ておくと、実感に近い理解になります。
Q. 計測方法によって数字が変わると聞きました
A. GPSデバイス、映像解析、装着位置やサンプリング設定など、計測の仕組みが違えば出てくる値も変わります。異なる方式の数字を混ぜて平均すると比較の意味が薄れるので、シーズンを通して同じ計測方法の値で揃えるのが基本です。
Q. 走行距離が長いほど良い選手ということ?
A. そうとは限りません。走行距離は運動量の一側面にすぎず、ポジション、戦術、チームの試合展開に大きく左右されます。ボールを保持する時間が長いチームでは相手より走行距離が短くなることもあります。距離の大小だけで評価するのは無理があります。
Q. シーズン途中でも使えますか?
A. 使えます。ここまでの試合数を入れれば現時点の累計が出ます。残り試合数を足した数で再計算すれば、このペースが続いた場合の着地見込みも確認できます。