修理費と買い替え価格を年あたりコストで比較
単純化した目安です。実際の価格・条件でご確認ください。
車の車検で高額な修理見積もりが出たとき、長年使った冷蔵庫や洗濯機が壊れたとき、「直してもう少し使うか、思い切って買い替えるか」は誰もが一度は迷う場面です。修理費そのものと買い替え価格を見比べるだけだと、たいてい修理のほうが安く見えます。しかし本当に比べたいのは「その出費で何年使えるか」、つまり年あたりのコストです。このツールは、修理の見積もり・修理後に使う年数・買い替え価格・下取り額・買い替え後に使う年数の5つを入れるだけで、両方の年あたりコストを並べて表示し、どちらが低いかとその差額を数字で見える化します。車にも家電にも同じ式で使えます。
式はシンプルです。修理の年あたりコスト=修理の見積もり÷修理後に使う年数、買い替えの年あたりコスト=(買い替え価格−下取り・売却額)÷買い替え後に使う年数。かかったお金を「使える年数」で割ることで、支出の大きさが違う2つの選択肢を同じ土俵で比べられるようにしています。
計算例①:車(修理20万円・あと3年 vs 買い替え180万円・下取り30万円・8年)
修理=20÷3=年6.7万円。買い替え=(180−30)÷8=150÷8=年18.8万円。年あたりでは修理のほうが約12.1万円低い、という結果になります。トータル支出の単純比較でも20万円 vs 150万円です。
計算例②:洗濯機(修理4万円・あと2年 vs 買い替え12万円・下取り0円・10年)
修理=4÷2=年2万円。買い替え=12÷10=年1.2万円。この場合は買い替えのほうが年あたり0.8万円低くなります。修理費が安くても「あと少ししか使えない」なら、年あたりでは買い替えが有利になる典型例です。
Q. 「あと使う年数」はどう見積もればいいですか?
A. 正確に当てるのは難しいので、幅を持たせて2回試すのがおすすめです。たとえば「あと2年なら?」「あと5年なら?」と両方入れてみると、結論がひっくり返る境目が見えてきます。車なら次の車検のタイミング、家電なら一般的な寿命(冷蔵庫・洗濯機で10年前後が目安)から残りを考えると見積もりやすくなります。
Q. 燃費や電気代の差は計算に入っていますか?
A. 入っていません。このツールは修理費と購入費だけの単純比較です。新しい車や家電は燃費・電気代が改善していることが多く、その分は買い替え側に有利に働きます。気になる場合は「年間の維持費の差」を自分で見積もり、買い替えの年あたりコストから差し引いて考えると、より実態に近づきます。
Q. 修理してもまた別の場所が壊れそうで不安です。
A. その不安はもっともで、数字の外にある大事な要素です。年式が古いものは、今回直しても別の箇所が続けて故障する可能性があります。心配な場合は「修理の見積もり」に予備費を上乗せして(例:20万円→30万円で試す)、それでも修理が有利かどうかを確かめる、という使い方ができます。