月々の保険料が一生でいくらになるかを見える化
単純化した概算であり、実際の契約条件・手数料・将来の変動は反映していません。保障内容とのバランスを含む最終判断は、各社の正式な見積り・FP(ファイナンシャルプランナー)や保険相談窓口などの専門家にご確認ください。特定の保険商品を推奨するものではありません。
毎月8,000円の保険料は「まあ払える額」に見えますが、30年払い続けると288万円。車が1台買える金額です。保険は住宅に次ぐ「人生で2番目に大きな買い物」と言われることもあるのに、生涯の総額を計算したことがある人は意外と少ないものです。このツールは、月々の保険料・払込期間・解約返戻金や満期金の見込みを入れるだけで、生涯の払込総額と実質負担額を概算し、1日あたりの負担や見直しによる差額まで一覧で示します。保険の見直しを考え始めた人が、まず全体像をつかむためのたたき台としてお使いください。
計算はシンプルです。総払込額=月々の保険料×12か月×払込期間(年)、実質負担額=総払込額−解約返戻金・満期金の見込み。ここから1年あたり(総払込÷年数)、1日あたり(総払込÷年数÷365)を出しています。また「月5,000円のプランに見直した場合」の生涯差額は、(現在の月額−5,000円)×12×年数で概算します。参考表示の「同額を年3%で積み立てた場合の元利概算」は、毎月同じ額を年利3%(月複利)で積み立てたと仮定した将来価値の計算式によるもので、あくまで比較イメージのための参考値です。
計算例①:月8,000円・30年払い・返戻金なし(掛け捨て)
総払込=8,000×12×30=288万円。実質負担も288万円で、1年あたり9.6万円、1日あたり約263円です。もし月5,000円のプランに見直せた場合、生涯差額は3,000×12×30=108万円にもなります。
計算例②:月15,000円・25年払い・満期金300万円の見込み
総払込=15,000×12×25=450万円。満期金300万円を差し引いた実質負担は150万円。総額は大きくても、戻りのある貯蓄型では実質負担で見ると印象が変わります。ただし途中解約では返戻金が払込額を大きく下回ることが多い点に注意が必要です。
Q. 掛け捨て型と貯蓄型はどちらが得ですか?
A. このツールで答えは出せません。掛け捨ては総払込がそのまま実質負担になる一方で保険料が安く、貯蓄型は戻りがある一方で毎月の負担が重く、途中解約に弱いという性格の違いがあります。どちらが合うかは家計・目的・期間によるため、実質負担額を比較材料のひとつにして、FPや保険相談窓口で相談するのが確実です。
Q. 「年3%で積み立てた場合」の数字はどう見ればいいですか?
A. 「保障を安い掛け捨てにして、差額を自分で積み立てたら?」という比較でよく使われる仮定計算です。年3%は投資信託などの長期運用でしばしば例示される水準ですが、実際の運用成果は変動し、元本割れの可能性もあります。将来を保証する数字ではなく、あくまで参考値としてご覧ください。
Q. 総額が大きかったら解約したほうがいいですか?
A. 総額の大きさだけで解約を決めるのは危険です。保険は万一のときの保障を買うもので、健康状態によっては同条件で入り直せないこともあります。また貯蓄型の途中解約は元本割れしやすい仕組みです。「総額を知る→保障内容と照らす→専門家に相談する」の順で進めてください。