試投・成功・ヤード・TD・INTからパスレートを算出
一般的な定義に基づく計算です。大会規定をご確認ください。NFLと異なる算出方式(NCAA式など)を採用する団体もあります。
アメリカンフットボールで、クォーターバック(QB)のパス能力をひとつの数字で表すのが「パサーレイティング」です。NFLでは独自の計算式が使われており、試投数・成功数・獲得ヤード・タッチダウン(TD)・インターセプト(INT)の5つの数字から、おおむね0〜158.3点の範囲でスコアが決まります。このツールは、その5項目を入力するだけでNFL式のレイティングを自動で算出し、スコアを構成する4つの要素(a〜d)の内訳まで見えるようにしたものです。試合後にスタッツを打ち込んで自分の推しQBの出来を数値で確かめたいファン、部活や社会人リーグでプレーする選手、指導するコーチの参考としてお使いください。
NFL式のパサーレイティングは、4つの要素をそれぞれ計算し、平均して100倍する仕組みです。各要素の式は次のとおりです。a=(成功÷試投−0.3)×5(完成率)、b=(ヤード÷試投−3)×0.25(1試投あたりの獲得ヤード)、c=(TD÷試投)×20(TD率)、d=2.375−(INT÷試投×25)(INT率、少ないほど高い)。ここで大事なのが、a〜dはいずれも0未満なら0、2.375を超えたら2.375に丸める(クランプする)という点です。突出した数字が出てもスコアが青天井にならないよう上限が設けられています。最後にレイティング=(a+b+c+d)÷6×100で仕上げます。
計算例:試投30・成功20・250ヤード・TD2・INT1
a=(20÷30−0.3)×5=(0.667−0.3)×5=1.833。b=(250÷30−3)×0.25=(8.333−3)×0.25=1.333。c=(2÷30)×20=1.333。d=2.375−(1÷30×25)=2.375−0.833=1.542。いずれも0〜2.375の範囲内なのでそのまま採用します。合計=1.833+1.333+1.333+1.542=6.042。レイティング=6.042÷6×100=約100.7点となります(端数処理により表示は前後します)。
Q. 満点は何点ですか?
A. NFL式の理論上の最大値は158.3点です。a〜dの4要素がすべて上限の2.375に達したとき、(2.375×4)÷6×100=158.33…となり、これがいわゆる「パーフェクトパサーレイティング」です。逆に4要素すべてが0のときが最低の0点です。
Q. 大学(NCAA)の数字と合わないのはなぜですか?
A. NCAA(大学フットボール)は別の計算式を採用しており、上限のクランプがなく理論上の最大値も異なります。同じスタッツでもスコアが変わるため、このツールはNFL式専用とお考えください。団体・大会でルールが異なる場合があります。
Q. パサーレイティングと「QBR」は同じですか?
A. 別物です。QBR(Total QBR)はプレーの状況や重要度まで加味した別指標で、0〜100のスケールです。ここで計算するのは従来からある「パサーレイティング(passer rating)」で、上で説明した4要素の式に基づく古典的な指標です。