学齢別の人数から総額の目安を算出
計算結果は一般的な目安です。実際の条件・規格により異なる場合があります。
年末になると、ふと気づきます。「そういえば今年、お年玉は誰に渡すんだっけ」。甥っ子と姪っ子、自分の子ども、義理の兄弟の子ども——ひとりずつの金額はなんとなく決まっていても、合計をきちんと出したことがある人は多くありません。そのまま年末年始に突入して、結果的に想定より膨らむ、というのがよくある流れです。このツールは、未就学児・小学生・中高生・大学生の人数を入れるだけで、学齢別の目安単価をもとに総額を出します。学齢ごとの内訳も同時に表示されるので、「どの層でいちばん出ているのか」がひと目で分かります。年末に銀行へ行く前、ポチ袋を買う前の、ざっくりした金額合わせに使ってください。
やっていることは、学齢ごとの単純なかけ算と足し算です。
計算例①:未就学児1人・小学生2人・中高生1人
1×1,000 + 2×3,000 + 1×5,000 = 1,000+6,000+5,000 = 12,000円。4人でこの金額です。ここに大学生が1人加わると+10,000円で22,000円になり、ひとりの追加で総額が8割近く増えます。
計算例②:4学齢に1人ずつ
1,000+3,000+5,000+10,000 = 19,000円。人数はたった4人でも、学齢がばらけると総額はふくらみます。「人数」より「どの学齢が何人か」のほうが総額を左右する、というのがこの計算から見えることです。
1つの学齢だけで見たときの金額です。「小学生が5人」のように同じ層が固まっている場合は、この表だけで足りることもあります(単位=円)。
| 人数 | 未就学児(1,000) | 小学生(3,000) | 中高生(5,000) | 大学生(10,000) |
|---|---|---|---|---|
| 1人 | 1,000 | 3,000 | 5,000 | 10,000 |
| 2人 | 2,000 | 6,000 | 10,000 | 20,000 |
| 3人 | 3,000 | 9,000 | 15,000 | 30,000 |
| 4人 | 4,000 | 12,000 | 20,000 | 40,000 |
| 5人 | 5,000 | 15,000 | 25,000 | 50,000 |
| 6人 | 6,000 | 18,000 | 30,000 | 60,000 |
実際には学齢が混ざります。よくある組み合わせを、上の式で計算して並べました。近い構成を探して、当たりをつける目安にどうぞ(単位=円)。
| 構成(未就学/小/中高/大) | 合計人数 | 総額 |
|---|---|---|
| 0/3/0/0 | 3人 | 9,000 |
| 1/2/1/0 | 4人 | 12,000 |
| 1/1/1/1 | 4人 | 19,000 |
| 0/0/4/0 | 4人 | 20,000 |
| 1/2/3/0 | 6人 | 22,000 |
| 0/2/2/1 | 5人 | 26,000 |
| 2/3/2/1 | 8人 | 31,000 |
| 0/1/2/2 | 5人 | 33,000 |
| 3/4/3/2 | 12人 | 50,000 |
同じ「4人」でも、構成によって12,000円から20,000円まで開きます。総額を左右しているのは頭数ではなく学齢の分布だ、ということが表からもはっきり読み取れます。
ここは強調しておきたいところです。このツールが使っている1,000円・3,000円・5,000円・10,000円という単価は、計算のための一例としての目安であって、「こう渡すべき」という基準ではありません。お年玉の金額は、地域の慣習、親族間の取り決め、家庭の方針、その子との関係の近さによって、実際には大きく変わります。祖父母から孫へ、おじ・おばから甥・姪へ、近所の子へ——それぞれ相場感はまったく別物です。
また、渡さないという選択も、ごく普通の判断です。親族間で「お年玉のやり取りはやめよう」と決めている家、金額を一律にそろえている家、現金ではなく本や図書カードにしている家、いろいろあります。どれかが正しいわけではありません。総額を見て「思ったより多い」と感じたなら、人数を減らすのではなく、単価の考え方そのものを家族で話し合うほうが、翌年以降も続けやすい形になります。
自分の家の単価で計算したいときの裏ワザ:欄は学齢の名前がついていますが、中身は単なる「1,000円枠・3,000円枠・5,000円枠・10,000円枠」です。たとえば小学生に5,000円を渡す家なら、その人数を「中高生」の欄に入れれば正しい総額が出ます。2,000円で渡したい子が3人いるなら、未就学児の欄に6と入れれば6,000円ぶんとして計上されます。学齢の名前は無視して、金額の枠として使うのが実用的です。
Q. 単価そのものを変更することはできますか?
A. 単価は固定です。ただし上に書いたとおり、欄を「金額の枠」として読み替えれば、たいていの構成は表現できます。4,000円のように枠にない金額は、3,000円枠+1,000円枠に分けて人数を入れれば合計が合います。
Q. 大学生には渡さない家が多いのでは?
A. 家庭によります。成人したら終わり、学生のうちは続ける、就職したら終わり、と区切り方はさまざまです。渡さないと決めているなら大学生の欄は0のままでかまいません。この欄がある=渡すべき、という意味ではありません。
Q. 兄弟で学年が違うと、金額差でもめませんか?
A. よくある悩みです。年齢で差をつける方式と、兄弟は一律にそろえる方式のどちらもあります。一律にする場合は、上の子に合わせて全員同額にすると総額が上がるので、先に総額を出してから決めると判断しやすくなります。どちらを選んでも間違いではありません。
Q. 総額に含めておいたほうがいい、周辺の出費は?
A. ポチ袋代、新札を用意する手間、帰省の交通費や手土産などは、この計算には含まれていません。お年玉そのものより周辺費用のほうが大きくなることもあるので、年末の支出全体を見るなら別途足してください。
Q. 何人までなら現実的な範囲でしょうか?
A. 人数の上限は決められません。表のとおり12人でも構成しだいで5万円前後に収まりますし、大学生が多ければ4〜5人でも同じ金額になります。「何人か」ではなく「総額が自分の年末予算に収まるか」で見るのが実用的です。
Q. もらう側の金額も計算できますか?
A. このツールは渡す側の総額専用です。ただし、自分の子どもが受け取る見込み額を把握したいときは、渡してくれそうな親族の人数を学齢欄に見立てて入れれば、おおよその見当はつきます(あくまで想像上の目安として)。