人数と1人前の量からもち米と小豆の必要量を算出
計算結果は一般的な目安です。実際の条件・規格により異なる場合があります。
お食い初め、七五三、入学祝い、還暦——赤飯を炊く日は年に何度もありません。だからこそ「うちの人数なら、もち米は何合だったっけ」が毎回ふりだしに戻ります。しかもレシピは3合前提が多く、親戚が15人集まる日には使いにくい。この計算機は人数と1人前を何合と見るかを入れるだけで、もち米の合数・重量(g)・小豆の目安・水加減の目安をまとめて出します。家庭で炊く数合から、地域の集まりで一升近く仕込む規模まで同じ考え方で見積もれます。
合数を出し、重量に直し、その重量から小豆と水分を比例配分する流れです。式にすると4行です。
計算例①:家族5人、1人0.5合の場合
5×0.5=2.5合。重量は2.5×150=375g、小豆は375×0.1=37.5g、水分は375×0.8=300ml。小豆は市販の250g袋1つで足り、残りはぜんざいなどに回せます。
計算例②:親戚が集まる12人、1人0.5合の場合
12×0.5=6合。重量は900g、小豆90.0g、水分720ml。ここまで来ると家庭用炊飯器1台で炊けるかが論点です。おこわは表示合数より少なめを上限とする機種が多く、2回に分けるか蒸し器かを先に決めたい規模です。
表示は計算機の出力と同じ書式です。「何合炊くか」が決まらないと道具も買い物も決まりません。
| 人数 | 0.3合/人 | 0.4合/人 | 0.5合/人 | 0.6合/人 |
|---|---|---|---|---|
| 4人 | 1.2合 | 1.6合 | 2.0合 | 2.4合 |
| 5人 | 1.5合 | 2.0合 | 2.5合 | 3.0合 |
| 8人 | 2.4合 | 3.2合 | 4.0合 | 4.8合 |
| 10人 | 3.0合 | 4.0合 | 5.0合 | 6.0合 |
| 20人 | 6.0合 | 8.0合 | 10.0合 | 12.0合 |
早見表①で決めた合数を、買い物と仕込みの数字に置き換えます。炊き上がりの重さは生米のおよそ2倍が一つの目安で、2.5合なら750g前後が見当です。
| 合数 | もち米 | 小豆 | 水分 |
|---|---|---|---|
| 1.0合 | 150g | 15.0g | 120ml |
| 2.5合 | 375g | 37.5g | 300ml |
| 3.0合 | 450g | 45.0g | 360ml |
| 5.0合 | 750g | 75.0g | 600ml |
| 6.0合 | 900g | 90.0g | 720ml |
| 10.0合 | 1,500g | 150g | 1,200ml |
水分の欄は「小豆のゆで汁+足す水」の合計です。ゆで汁を先に量り、不足分を水で補うと目安に近づけられます。
Q. 1人前0.5合というのは多いのでは?
A. 0.5合は生米75gで、炊き上がりはおよそ160g前後、茶碗に軽く1杯強です。他の料理が多い席なら0.3〜0.4合でも足り、折詰で持ち帰ってもらうなら0.6合以上を見込むと配りやすくなります。初期値は「しっかり食べる」想定の値です。
Q. もち米は浸水させる必要がありますか?
A. もち米は吸水の具合で食感が変わるため、洗ってから数時間ひたす作り方が広く知られています。一方で炊飯器のおこわコースのように浸水を前提としないレシピもあり、加える水の量も変わるので、使う器具の説明に合わせるのが安全です。当日の逆算では、浸水時間を仕込みスケジュールに必ず組み込みましょう。
Q. 小豆は下ゆでしてから使うのですか?
A. 小豆をやわらかくなりすぎない程度にゆで、そのゆで汁を色付けに使う方法が一般的です。最初のゆで汁を捨てる「渋切り」をするかは流儀が分かれ、捨てれば渋みが軽く、残せば色が濃く出る傾向があります。作法は地域や家庭でさまざまです。
Q. 小豆ではなくささげを使いたいのですが
A. ささげは皮が破れにくいとされ、「切腹を連想させない」として祝い事に用いる地域があります。分量の考え方は小豆と同じで、米の重さの1割を目安に置き換えられます。ゆで加減や色の出方は豆で差があるため、初めての豆は少量で試すと本番が読みやすくなります。
Q. もち米100%だと重すぎませんか?
A. もっちりした食感が持ち味ですが軽く仕上げたいならうるち米を混ぜる作り方もあります。もち米7:うるち米3が一例で、計算結果の合数を配合比で割り振ります。うるち米が増えるほど水加減も変わるため、比率は毎回そろえると味が安定します。
Q. 前日に炊いておいてもいいですか?
A. 炊いた赤飯は時間とともに水分が抜けて硬くなりやすく、温度管理にも気を配る必要があります。当日炊くのが基本で、前倒しにするなら粗熱を取って小分けにし、低温で保管して当日に蒸し直す方法がとられます。配るときは渡すまでの時間と気温も考えてください。