地図や図面から分かる水平投影面積と屋根の勾配を入力するだけで、勾配を考慮した実際の屋根面積(葺き面積)を計算します。屋根塗装・葺き替え・太陽光パネルの見積もりで、材料数量の目安をつかむのに役立ちます。
傾いた屋根は、真上から見た面積よりも実際の面積が大きくなります。割り増しの倍率を「勾配係数(伸び率)」と呼び、次の式で求めます。
勾配係数 = √(水平距離² + 高さ²) ÷ 水平距離
「○寸勾配」は、水平方向10に対して垂直方向が○上がることを意味します。たとえば4寸勾配なら √(10² + 4²) ÷ 10 ≒ 1.077 です。
実屋根面積 = 水平投影面積 × 勾配係数
例:水平投影面積60㎡・4寸勾配なら、60 × 1.077 ≒ 64.6㎡。勾配が急なほど係数が大きくなり、5寸で約1.118、10寸(45度)で約1.414倍になります。
Q. 寸と角度はどう違いますか?
A. どちらも傾きの表し方で、3寸勾配 ≒ 約16.7度、4寸 ≒ 約21.8度、10寸 = 45度です。日本の住宅図面では「寸」表記が主流です。
Q. 水平投影面積はどう調べますか?
A. 建築図面の屋根伏図や配置図、あるいは地図アプリの計測機能で、軒の出を含めた屋根の外周を真上から測ると求められます。
Q. この面積で材料を発注して大丈夫ですか?
A. 葺き面積の概算には使えますが、谷・棟・ケラバの納まりや切り無駄でロスが出ます。発注時は1〜2割の余裕を見込むのが安全です。