広さと換気量から空気の入れ替え時間を計算
単純化した目安です。実際の条件でご確認ください。
「窓を開けて換気しましょう」とはよく言われますが、実際に何分あければ部屋の空気がひとまわり入れ替わるのかは、感覚ではつかみにくいものです。このツールは、部屋の広さ(畳)・天井の高さ・窓や換気扇の換気能力を入力するだけで、部屋の空気を1回まるごと入れ替えるのにかかる時間の目安を計算します。部屋の体積や2回分の換気時間もあわせて表示されるので、料理のにおいをしっかり追い出したいとき、就寝前に空気を入れ替えたいときなど、生活のなかの「あと何分あければいいか」の見当をつける道具として使えます。
まず部屋の体積を求めます。1畳をおよそ1.62㎡として、体積=畳数×1.62×天井高で計算します。次に、その体積を換気能力で割り、時間を分に直します。1回の入れ替え時間(分)=体積÷換気能力×60です。換気能力は「1時間に入れ替わる空気量(m³/h)」なので、部屋の体積ぶんの空気を送り込むのに何時間かかるかを求め、60倍して分にしているわけです。
計算例①:8畳・天井2.4m・換気能力30m³/h
体積=8×1.62×2.4=約31.1m³。入れ替え時間=31.1÷30×60=約62分。空気をもう一度、合計2回入れ替えたい場合は約124分ぶんの換気が目安になります。
計算例②:6畳・天井2.4m・換気能力60m³/h
体積=6×1.62×2.4=約23.3m³。入れ替え時間=23.3÷60×60=約23分。換気能力を2倍にすると、同じ部屋でも入れ替え時間はおよそ半分になります。
初期値の周辺で、換気能力(1時間に入れ替わる空気量)(縦)と部屋の広さ(横)の2つを変えたときに空気を1回入れ替える時間がどう動くかを並べたものです。数値はこのページの計算式で実際に算出しています。
| 換気能力(1時間に入れ替わる空気量)(m³/h) \ 部屋の広さ(畳) | 4畳 | 8畳 | 12畳 | 16畳 |
|---|---|---|---|---|
| 15m³/h | 62.2 分 | 124 分 | 187 分 | 249 分 |
| 23m³/h | 40.6 分 | 81.1 分 | 122 分 | 162 分 |
| 30m³/h | 31.1 分 | 62.2 分 | 93.3 分 | 124 分 |
| 45m³/h | 20.7 分 | 41.5 分 | 62.2 分 | 82.9 分 |
| 60m³/h | 15.6 分 | 31.1 分 | 46.7 分 | 62.2 分 |
値は本ページの計算式で算出した目安です。実際の条件によって変わりますので、細かい条件は上の計算機に自分の数字を入れて確かめてください。
Q. 換気能力(m³/h)がわかりません。
A. 換気扇やレンジフードには、仕様表やカタログに「風量○○m³/h」といった記載があることが多いです。窓開けの場合は正確な値が出しにくいため、まずは仮の値を入れて時間感覚をつかむ使い方がおすすめです。窓の大きさや外の風の強さで実際の換気量は大きく変わります。
Q. 窓を1つだけ開けるのと2つ開けるのでは違いますか?
A. 大きく違います。対角線上にある2つの窓を開けると、空気が入口と出口を持って部屋を通り抜けるため、1つだけのときよりずっと効率よく入れ替わります。風の通り道をつくることが、時間を短くするいちばんのコツです。
Q. 計算どおりの時間で完全に空気は入れ替わりますか?
A. あくまで単純化した目安です。実際には部屋の隅の空気は残りやすく、家具の配置や風向きでもムラが出ます。しっかり入れ替えたいときは、表示された「2回入れ替える時間」くらいを見込んでおくと安心です。