面積と厚みから体積・重さ・費用の目安を計算
目安としてご利用ください。
「庭にコンクリートを打ちたいけれど、生コンを何立方メートル頼めばいいのか分からない」——これは土間打ち・駐車場づくり・物置の基礎・犬走りなどに取りかかる人が最初につまずくポイントです。生コン(レディーミクストコンクリート)は注文単位で工場に発注し、ミキサー車で運ばれてきます。足りなければ打ち継ぎが発生して仕上がりが悪くなり、多すぎれば余った生コンの処分に困ります。だからこそ、着工前に「面積×厚み」で必要量(m3)を正しく押さえておくことが大切です。
このツールは、打設する面積(㎡)と厚み(cm)を入れるだけで、生コンの体積(m3)・打設ロスを見込んだ量・おおよその重さ・必要なセメント量の目安・一輪車(ネコ)の運搬回数・費用の概算までまとめて表示します。DIYで自分で練る人も、生コンを手配して業者に頼む人も、発注前の数量チェックに使えます。
入力すると「生コンの必要量(m3)」をメインに、ロス込みの量・重さ・セメント袋の目安・一輪車の杯数・費用の概算が一覧表示されます。発注時はメインの理論値ではなく、後述するロス込みの量を基準にするのが安全です。
基本はとてもシンプルで、体積(m3)=面積(㎡)×厚み(m)です。厚みはcm入力を100で割ってmに換算してから掛けます。このツールは、その上で実務で使う各種の目安を以下の係数で同時に計算しています。
計算例1:3m×4mの土間を厚み10cmで打つ場合
面積=3×4=12㎡、厚み=10cm=0.1m。体積=12×0.1=1.2m3。ロス込みなら1.2×1.1=1.32m3(発注は1.5m3程度に切り上げが現実的)。重さは1.2×2.3=約2.76t、費用の目安は1.2×15,000=約1.8万円、一輪車では1.2÷0.06=20杯ぶんになります。
計算例2:2台分の駐車場5m×5mを厚み12cmで打つ場合
面積=25㎡、厚み=0.12m。体積=25×0.12=3.0m3。ロス込みは3.0×1.1=3.3m3。重さは3.0×2.3=約6.9t、費用の目安は約4.5万円。一輪車だと50杯ぶんで、手練りでは現実的でない量です。ミキサー車での手配を検討する規模だと分かります。
理論体積(ロス前)の早見表です。発注時は1割ほど上乗せして考えてください。
| 面積\厚み | 6cm | 10cm | 15cm | 20cm |
|---|---|---|---|---|
| 5㎡ | 0.30m3 | 0.50m3 | 0.75m3 | 1.00m3 |
| 10㎡ | 0.60m3 | 1.00m3 | 1.50m3 | 2.00m3 |
| 20㎡ | 1.20m3 | 2.00m3 | 3.00m3 | 4.00m3 |
| 30㎡ | 1.80m3 | 3.00m3 | 4.50m3 | 6.00m3 |
| 用途 | 厚みの目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 犬走り・歩行用 | 6〜10cm | 人が歩く程度。ひび割れ防止に溶接金網を入れると安心 |
| 土間・物置の床 | 10cm前後 | 最も一般的。下に砕石+ワイヤーメッシュが基本 |
| 乗用車の駐車場 | 10〜15cm | 荷重に応じて配筋・厚みを増やす |
| トラック等の重荷重 | 15cm以上 | 構造計算・専門業者の設計が必要 |
Q. 10㎡を厚み10cmで打つと何m3?
A. 計算上は1.0m3です。ロスを見込むなら1.1m3、発注は端数を切り上げて1.5m3単位など工場の最小単位に合わせるのが現実的です。
Q. なぜロスを1割足すの?
A. 型枠からのこぼれ、地盤の不陸(でこぼこ)で設計より厚くなる部分、運搬・打設中の付着やこぼれなどで、実際は理論値より多く必要になるためです。掘りすぎや軟弱地盤ではロスがさらに増えるので、状況に応じて2割みておくこともあります。
Q. 費用はいくらが目安?
A. このツールは1m3あたり1.5万円で概算しています。これは生コンそのものの材料費に近い水準で、実際にはポンプ車・型枠・配筋・左官などの手間賃が別にかかります。生コン単価は呼び強度・スランプ・地域・数量・運搬距離で大きく変わるため、正確には生コン工場や施工業者の見積りで確認してください(金額は概算・目安、地域差あり)。
Q. DIYで手練りできる量はどれくらい?
A. 体感では0.3〜0.5m3(一輪車5〜8杯)あたりが、1人または少人数で当日中に練って打てる現実的な上限です。一覧の「一輪車の杯数」が10杯を超えるあたりから、生コン手配やミキサーレンタルを検討した方が品質・労力の面で有利です。
Q. インスタントセメント(ドライモルタル)の袋数の目安は?
A. このツールのセメント袋表示は「1m3あたりセメント約320kg・25kg袋換算」で計算しており、純粋なセメント量の目安です。市販の砂利入りインスタントセメント(20〜25kg袋)を使う場合、製品により1袋でできる体積が約0.01〜0.012m3程度と少ないため、必要袋数は別途、製品の表記容量で割って確認してください。